世界ヒット映画『新感染』監督が手掛ける
韓国発Netflixオリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる』が11月19日に初登場するや否やNetflix全世界ランキング1位の視聴時間を記録しました。『イカゲーム』に続き、韓国旋風の勢いが止まりません。なぜ今、韓国ドラマに注目が集まっているのでしょうか。
『地獄が呼んでいる』はNetflix韓国が目玉のひとつに挙げていたオリジナルシリーズとして、発表当初から話題になっていました。それというのも、世界40カ国で公開されて興行収入約6000万ドル(約67億8000万円)を記録したゾンビヒット映画『新感染・ファイナルエクスプレス』(2016年)の監督ヨン・サンホが手掛ける新作だったからです。これに加えて、年間5億ドル(約565億円)に上るほど、Netflixにおいてアジアでは最もコンテンツ投資額が大きい韓国でヒットメーカー監督を起用した新作となれば、スケールのうえでも注目度は上がります。恋愛ものからダークミステリーまで、世界トレンドを押さえながら今やジャンル豊富な韓国コンテンツから今度はどんなストーリーが展開されるのか。そんな意味でも期待できる作品でした。
実際、期待通りの出だしです。『地獄が呼んでいる』のテーマは超常現象です。作品冒頭から、それはソウルの街中で突然起こります。緊張した面持ちの男がカフェで座っていると、どこからともなく現れたハルクのような巨大な悪魔に襲われます。散々痛めつけられた後に燃やされ、地獄に送り込まれてしまいます。この時点ではこれが何を意味するのかわかりませんが、ディストピアの世界へと引き込まれていきます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら