「上司への報告方法」でわかる一流になる人の思考

重要なのは「主人公は自分である」という視点

今ドキッとした方もいると思いますが、無意識に会社や上司の顔色をうかがい、指示を待ってしまう人はとても多い。

僕はこれまでプロデューサーという職種を通して、また複数のプロジェクトを統括するゼネラルマネジャーという役職を通して多くの人を見てきましたが、大多数の人が「会社」「上司」など周囲の視点で物事を見ているな、と感じます。

会社や上司の視点で仕事をしてしまう一番の理由は、自分の考えで動くと「責任」が発生するから。誰だって責任をとりたくないですからね。とはいえ、他人の視点で動いていては、いつまでも自分の仕事ができません。

僕が部下によく伝えているのは「まず選択をしよう」ということです。

独断で進めるのは無理でも「選択」はできる

自分は決定できる立場にないから上司に判断を仰ぐ、という人は多いでしょう。確かに、1人で「決断」や「判断」をすることは難しい。よほど上のポジションについていない限り、独断で進められる仕事はほとんどないかもしれません。だけど、「選択」はできるはず。選ぶことは自分の視点でできるからです。

例えば、「これ、どうすればいいですか」と聞くのは丸投げ。「A案とB案、どっちにしますか」と聞くのは、相手に判断を委ねていることになります。理想は、自分の選択をしたうえで上司に判断を仰ぐこと。同じ「聞く」にしても、自分の考えを伝えたうえで「どうですか」と聞くのです。

「A案とB案を検討していて、私はこういう理由で、A案でいきたいと思っているのですが、よろしいでしょうか」

この聞き方だと、印象がだいぶ違いますよね。上司はその人が何を考えているのかがわかり、判断がしやすくなります。また、一人ひとりが選択できるようになると、チーム全体の動きもよくなる。上司の指示待ち、判断待ちの時間が短くなり、その分、ほかの仕事が進むからです。

自分で決められないときは、まず「選択」することを意識してみましょう。フリーランスにしても同じ。仕事の依頼主に対して、自分の選択込みで質問や提案ができる人は強いですよ。

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