コロナ禍の「2022年日本」をうらなう3つの視点 岸田文雄政権が直面する最重要課題とは何か

✎ 1〜 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 最新
拡大
縮小
2022年の世界と日本をうらなう3つの着目点とは? (写真:Ryuji/PIXTA)
2020年初から世界を揺るがしてきた新型コロナウイルスは、2年近くを経た今も収束せず、人々の健康、生活、社会、経済に大きな影響を与え続けている。
しかしこれまでも世界は危機のたびに進歩し、より強くなってきた。『経済がわかる 論点50 2022』の巻頭言を執筆したみずほリサーチ&テクノロジーズで理事長を務める中尾武彦氏が、回復への期待が高まる世界と日本の注目点を解説する。

新型コロナがもたらすポジティブな影響

思い返してみると、第2次世界大戦後の世界においても、アジアだけをとっても各国の独立戦争、冷戦の影響、ベトナム戦争、文化大革命、カンボジア内戦、アフガニスタン戦争、クーデターなど、多くのできごとに揺り動かされてきた。

『経済がわかる 論点50 2022』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

しかし、新型コロナのように、これだけ世界中の国が、これだけの規模で、これだけの期間にわたり、困難に見舞われるということはなかった。

幸い、ワクチン接種が多くの国で進んだことにより、経済活動の再開が進み、2021年と2022年の世界経済は回復経路にある。アメリカ、欧州、中国、日本、そして世界は、2020年のマイナス成長から2021年と2022年は一定程度の高い成長が予想される。

リモートワークなどの行動変化に伴い、たとえば巣ごもり需要といわれるような新たな消費、デジタル・トランスフォーメーション加速のための投資など、新たな需要も生まれてきている。

次ページ2022年の世界と日本はどうなるのか?
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT