総額1千万!普段使いできるキャンピングカー全貌 オプション満載で通常の1.5倍ぐらいの値段に
車内を広々使うには、収納に工夫も必要
広さが限られている車内。活動空間がしっかり確保されているということは、それだけ収納スペースが限られてしまうという問題も生む。
そのため、久保さんはサイズに見合うコンテナなどを駆使しながら、無駄なくキャンプギアを収納。問題回避を試みている。
「ベッドの下が全部収納スペース。ここにキャンプ道具のすべてが入っています。ウッド調のコンテナは『IKIIKI』というメーカーのもので、たまたまサイズに合うものがあったので選びました。外で使ってもいいし、中で使ってもいい。中身が見えなくてちょうどいいんですよ」
チェアも、パーツごとに分解できるカーミットチェアでそろえるなどアイテム選びにも工夫が見える。
ネガティブを克服し、それを上回る楽しみを手に入れる。久保さんの発想と経験からくるキャンピングカー処世術はどれも、聞いていて面白い。
費用や燃費といった不安要素はあるが、これだけの快適さを伴うキャンプライフを想像するとさまつなコトのようにも思える。
「僕はキャンプを格好よくやる中で、車があったほうがいいと考えました。だから、車内も洗練さや高級感を意識したんです」
そう語る久保さんの笑顔を見るにつけ、それを実感させられる。
「今は趣味のキャンプですが、定年後は仕事にしても面白いなと思いますね」。そんな前向きな気持ちにさせてくれるのもまた、この車の魅力なのかもしれない。
(取材・文/菊地 亮 写真/佐藤ゆたか)
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