嫌われる人の「イラっとする会話」よくある4大NG 頭ごなしで話を聞かず上から目線で相手を無尊重

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名著を参考に、「相手に不快感を与えず、こちらの意見を聞いてもらう方法」をまとめると、以下になります。

(出所)『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)

(外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

この視点で、先ほどの上司と部下のやり取りを見直すと、次のようになります。

あなた「部長、今回のプロジェクトは、A案ではなく、B案で進めさせていただきたいのですが」
上司「なるほど、どうしてB案がいいと思ったのか、理由を教えてくれないか」
あなた「プロジェクトの締め切りとメンバーの数を考えると、B案のようにターゲットを絞って集中したほうが、狙い通りの販売につながると考えたためです」
上司「たしかにその考え方もあるな。ただ、B案の場合、そもそものターゲットが狭すぎるんじゃないか? A案はたしかに軌道に乗せるまでに時間と労力はかかるかもしれないが、プロジェクトの狙いにも合うと思うんだ。どうだろう?」

この例の場合、上司はあなたの意見を受け止め、理解と共感を示した上で、

「ただ、自分はこう思うが、どうだろうか?」

と呼びかける形で自分の意見を伝えています。

相手を納得させる

一方的に意見を押し付けるのではなく、相手を納得させること。それによって、プロジェクトの進み方も変わってくるはずです。

また、ワンポイントとして、反対意見を述べるときは、「しかし」でつなぐのではなく、「ただ」を使うと、否定のニュアンスが薄れて、相手の抵抗感も弱くなります。

嫌われる会話の共通点2 自分の話・相手が関係ない話ばかりする

人は、「自分の話を聞いてくれる人」に好意を抱くことがわかっています。

「話を聞いてくれる人」=「自己重要感を満たしてくれる人」だからです。

自己重要感とは、「重要な存在であると思われたい」「自分のことを認めてほしいという欲求のこと。

逆に言えば、相手のことなどお構いなしに、自分の話ばかりする人は、間接的に、相手の自己重要感を下げることになるのです。

今回の100冊の調査でも、もっとも多くの本に書かれていたポイントは、「会話は『相手』を中心に」でした。

会話には、必ず相手が存在します。

自分本位にならない。独りよがりにならない。相手を中心に進めると、会話は弾むようになります。

では、自分の話ばかりをしないで、相手ときちんと会話をするには、「話す」と「聞く」の割合をどのくらいでイメージしておくとよいのでしょうか?

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