2011年卒学生の就職内定率は約5割だが、理系有利が顕著に

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2011年卒学生の就職内定率は約5割だが、理系有利が顕著に

2011年卒の大学生、大学院生の就職内々定率は49.7%。

毎日コミュニケーションズ(マイコミ)が6月末時点の「2011年卒マイコミ内定率調査」の結果を発表した。

それによると、2011年卒業予定の大学生、大学院生(全体)の6月の内々定率は、49.7%と前月の41.4%から8.3ポイント増加した。

また、文理男女別に見ると、文系男子が51.1%、理系男子が58.4%、文系女子が42.6%、理系女子が44.9%という結果となった。

年初から今年の就職は理系有利と言われていたが、これが数字ではっきりと示された。
メーカーにとって研究開発は生命線であることから、いつまでも採用を抑制していられないようだ。

内々定獲得後も就活継続

内々定保有者に今後の活動ついて尋ねたところ、全体の69.0%が「内々定先に満足したので終了する(終了している)」と回答し、5月より5.1ポイント増加した。

文理別に見ると、「内々定先に満足したので終了する(終了している)」と回答した理系男子学生の割合が80.8%であるのに対して、文系男子学生は62.2%と満足度に大きな差がある。

6月末時点で内々定を保持しているのは恵まれた学生とも言えるが、就活を続行する学生は少なくない。

アンケートでは内々定保有の学生のうち8.7%が「内々定先に不満なので続行する」、20.0%が「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」と回答した。

(東洋経済HRオンライン 田宮寛之)

【調査概要】 
・調査方法:マイナビ2011の会員に対するWEB調査
・調査期間:2010年6月29日 ~2010年7月4日
・調査対象:2011年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生 
・有効回答数:5612名

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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