「お掃除ロボットや家事の外注は手抜き」の落し穴 家事分担と同様に大事な「家事を減らす」投資
家事は暮らしの基盤です。家事が私たち1人ひとりに必要不可欠なものだとすれば、できるだけその負担を分け合って時間を生み出し、家族で楽しい時間を過ごすほうが、心身を健やかに保つことができますし、仕事へのモチベーションにもつながります。
家庭はこのような安らぎと再生の場であってほしいものです。
そのためにも、家事を1人に集中させず、家族全員で担うことです。子どもにも成長段階に応じて役割を担ってもらいます。
家族全員の家事力がアップすると、誰かが病気やケガで家事ができないときも、他の家族でフォローすることができます。家事力の分散はリスク管理でもあるのです。
家族全員で担うためには現状把握が必要です。まず、どのような家事があるかを洗い出してタスク分けをします。それらを眺めながら、どうすれば家族全員で効率よくこなすことができるかを話し合ってみてください。
「家事自体を減らす」ことを考える
また、家事分担の前に考えるべき重要なことは、「家事自体を減らす」ということです。
1日が24時間であることはどうすることもできず、手持ちの時間は限られています。「家事の自動化」を意識してもいいかもしれません。
夫婦ともにフルタイムで子ども3人というF家の必須アイテムは、衣類乾燥機と食洗機、ロボット掃除機です。家族全員が家事を担うのは当たり前で、小学3年生の末っ子がだいぶ戦力になってきたとのこと。
「床に物を置かない」「私物はリビングなどの共有スペースに置かない」「使ったものは責任をもって片付ける」ことをルール化し、掃除の負担を軽減しています。
また、衣類乾燥機のおかげで、天候に左右されることがなくなり、部屋干しの不快感やどんどんたまる洗濯物のストレスから解放されました。
乾燥機の導入により、「洗濯物を干す」「洗濯物を取り込む」という家事自体も減りました。
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