「お掃除ロボットや家事の外注は手抜き」の落し穴 家事分担と同様に大事な「家事を減らす」投資

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食洗機のおかげで、洗い残しを家族に指摘したり、こっそり洗い直したりする手間が省け、食器洗いレベルを標準化することができました。

食洗機の導入で「食器を洗う」「食器を拭く」という家事も減ります。

他にも最新の便利家電は数多く発売されています。わが家に合った家電を見つけて利用してはいかがでしょうか。

初期費用とランニングコストが多少かかるかもしれませんが、家事の負担を軽くして、家族だんらんの時間を生み出せると考えれば、時間を買うコストと割り切ることも可能です。

「食事づくり」も、自動化と外注が可能

毎日の食事づくりは最もハードルが高い家事ではないでしょうか。単に調理だけをすればよいというわけではありません。

その日のメニューだけでなく、前後数日間のメニューも意識しながら食材を調達し、家族の好み(場合によっては体調)を思い浮かべながら調理法や味付けを考え、実際に調理をするという、難易度の高い作業をこなす必要があります。

これらの作業を効率化するために、1週間に一度食材を届けてくれる宅配サービスの利用がお勧めです。翌週の予定をもとに大まかな献立案を考え、1週間分の必要な食材をカタログから選んで注文をします。

重要なことは、注文の段階から家族で共有することです。そうすれば早く帰宅できた人が、すんなり調理に向かうことができます。

よくありがちな、妻がすべての段取りを調えて、夫が部分的に手伝うといったことでは、「かえって手間がかかる」と妻のストレスがたまる結果になってしまいます。

お財布との相談にはなりますが、食材と調味料を入れるだけで美味しい料理ができる自動調理鍋を取り入れるのも一考の価値ありです。

また、あらかじめ決まった献立が複数用意され、調理に必要な食材(ミールキット)を届けてくるサービスや、調理済みの食事を届けてくれるサービスを加えてもいいかもしれません。

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