女性部下の態度がいきなり「豹変」した上司の悩み 入社時から面倒を見てきたのになぜ?

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自己愛が強い人の心の内は、どのように変化して人を傷つけるに至るのか?(写真:maruco/iStock)
つねに自分が優位に立ち、称賛されていないと気が済まない自己愛型の人は、感情の起伏が激しく、すぐにねたみやひがみを抱いて人間関係をこじらせてしまう。こういう人に遭遇してしまったら、相手を正したり、諭そうと思ってはいけない──『平気で他人をいじめる大人たち』の筆者で、カウンセラー経験の長い見波利幸氏が、自らが接した実際のエピソードに基づいて解説する。

もともとは仲のいい上司と部下だった

30代で既婚男性のYさんは、同じ部署で働く女性社員Rから嫌がらせやストーカー行為を受けています。自宅まで尾行されることもあり、家族にも被害が及ぶのではないかと心配して、私のところに相談にやってきました。

Yさんは、すらりとした高身長で仕立てのよさそうなスーツがとても似合い、いかにも好青年という印象の男性です。いわゆるイケメンというやつでしょうか。これでは女性にストーカーをされても無理はないな、と思われる容姿なのです。私がする質問に対しても、よどみなく理論立てて答える様子を見ていると、きっと仕事もできて人望も厚いのだろうと想像できます。

問題のストーカー女性社員RとYさんは、同じ部署の先輩・後輩の関係でした。Rは入社3年目の若手社員です。彼女が入社したときに、新人の教育係として指導に当たったのが先輩社員のYさんでした。

Rは小柄でロングヘアの可愛らしい感じの人で、男性社員にも人気がありました。ただ仕事の覚えはよいほうではなかったため、彼女が何か失敗するとYさんがフォローするというようなことはよくあったそうです。それでも2人の関係はおおむねうまくいっていました。

Rが入社し2年後のことです。Yさんの部署に女性の新入社員が入ってくることになりました。その新入社員の女性は、Yさんの部署に配置される前から「数年ぶりの断トツにかわいい子」という噂がたつほどでした。Yさんは、その美人の新入社員の指導係になりました。

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