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「ど田舎」の秋田・五城目町に学ぶ地方再生 カギは世界水準の教育とブランド木苺、豊かな自然

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渋澤 そのハバタクさんが今、秋田で取り組んでいるプロジェクトというのは、どういうものですか。

2つのキーワード、木苺と国際教養大学

丑田 ひとつは少子化に対する取組みです。五城目町には現在、小学校が1校しかありません。そこから察せられるように、子供の人口がどんどん減っています。でも、非常に環境の良いところなので、本来なら子育てに適しているはずです。だからこそ、この五城目町で子供を育てたいと思う人が増えるように、五城目小学校と秋田にある国際教養大学とのコラボレーションを展開しています。

国際教養大学は25カ国もの国からの留学生を受け入れているので、子供の頃から世界中の人たちと話せる環境づくりをお手伝いしています。世界中から集まった学生さんとコミュニケーションを図ることによって、五城目町に居ながらにして、世界中を旅行したのと同じ体験ができるというわけです。

それと、もうひとつは「キイチゴプロジェクト」です。実は五城目町は、木苺(キイチゴ)の生産量が日本一なのですが、その大半は製品化されず、地元農家の方の自家消費に回されています。それを製品化して、五城目町の新しいブランドにしていこうという試みです。

中野 私は仕事柄、日本全国を回っているのですが、どこも本当に素晴らしいものを持っています。風景も食べ物も、そして何よりそこに住んでいる人たちの人柄もね。ただ、どこも素晴らしいのですよ。甲乙つけがたい。

ということは、逆の言い方をすると、突出して物すごいものを持っているところが少なくて、ただ単に「素晴らしいですね」ということで終わってしまう恐れがあります。これからの時代、地域や国の競争が激しくなるので、やはり地域単位で唯一無二の個性をどれだけ持っているのかということが、町おこしなどにも必要になってくるのではないでしょうか。

五城目町の強みは、今、私たちが話をしているこの場所、元は小学校だったそうですが、廃校になった後、それをインキュベーションセンターとして有効活用することを考えた方がいる。そして、そこに東京から拠点を移したハバタク株式会社がある。そういう行動力のある人が集まり始めています。それをしっかり支えて、地元の人たちが活かしていくことが大事なのではないかと思います。

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