成果を出すのに認められない人の残念すぎる理由 DXでの効率化が進む中で必要とされる人材とは
生産性が上がらないのには、明確な理由がある
わたしが会社でDXによる効率化を図ろうというときに、大きな壁となったのは、次のようなタイプの人たちでした。
2. 独自のノウハウを築きあげたトップセールス
一見、会社には必要な人材のように見えるこの2タイプの人たちですが、いざDX化を図って業務を効率的にしようとするときには、かなりネックになる可能性が高い人たちです。
DXを導入して効率化を図るためには、各部署の業務プロセスを洗い出す必要があります。そこで、わたしは、効率化のために、各部署の業務プロセスを洗い出していったのですが、最も強い反発を受けたのが、「特定のスキルを独占している従業員」でした。
例えば、8000項目に及ぶ仕訳に対応していた経理担当者や長年にわたって売買契約書の作成を請け負ってきた従業員や、退去物件の敷金精算のスペシャリスト、クレーム対応のプロフェッショナルがおり、それぞれの業務を一手に引き受けていたのです。
そのスキルは会社の宝ですから、ぜひスキルを開示してもらい、マニュアル化することで、同じクオリティーの業務を複数人で対応できるようにしてほしいと考えていました。
1人のプロフェッショナルに仕事が集中すれば、残業過多や、対応待ちによる進捗の遅滞を招くからです。
現に、契約書作成などは1日で対応できるのに、「担当者が休みの場合を考慮して」3営業日の猶予で対応していたなんてこともありました。
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