最後の「和食の誤解」は「子どもが苦手な味」ということです。
「和食は子どもがあまり食べたがらない」という話もよく聞きます。たしかに、子どもに人気のメニューは「カレーライス」「パスタ」など、洋食関連が多く、和食の味は馴染みが薄いかもしれません。そんなことから、「子ども用と大人用と分けてつくったりするのは面倒」ということで和食が遠ざかってしまいがちです。
しかし、「魔法の調味料」のひとつ「甘酢」の「甘酸っぱさ」は、子どもも大好きな味です。「甘酢」を利用すれば、大人も子どもも一緒に同じものを食べることができます。
私が考案した「カンタンパーティーまぜ寿司」は大人も子どもも一緒に楽しく食べられるレシピです。「アジの南蛮漬けマイルドver.」は、お酢がツンとしないので、家族みんなが喜ぶ味です。
きっと子どもにも「和食がおいしい」と思ってもらえるはずです。
「5~15分で簡単にできる和食」もたくさんある
日本における伝統食、それはいうまでもなく「和食」です。四季折々の食材を大切にし、それらを活かして調理する「和食」は、免疫力を高め、健康な体を作ることにもつながるといわれています。
コロナ禍において「食生活の見直し」が重要な課題のひとつとなっているなか、いまこそ和食のすばらしさが再評価されるべきだと思います。そして「和食」のすばらしさは日本人のみならず、この先、世界中の人にますます拡散されていくのではないでしょうか。
「和食の誤解」を解いて、「和食」をもっと身近に食べてほしい、「料理を作るのが面倒」という人もいますが、5~15分で簡単にできる和食もたくさんあるので、「食事」を楽しむのと同じくらい、「料理」も楽しんでほしい――私はそう切に願っています。
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