ついにパナ復帰「CEATEC」8年ぶり電機8社揃う訳 各社の業績不振など紆余曲折を経て再興

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CEATEC 2021 ONLINEは、10月19~22日にメインイベントが開催されるが、すでに9月9日からプレイベントが開催されている。これは初めての試みであり、会場に出向かずに参加できるオンライン開催によるメリットを生かした企画ともいえる。

プレイベントの第1弾として、9月9日から「カーボンニュートラル(グリーン×デジタル)」をテーマにした5つのセッションを開催。さらに、9月16日には、プレイベント第2弾として「5G」をテーマにした3つのセッションを開催するほか、9月24日には「モビリティ」をテーマに第3弾を開催。9月30日には「スーパーシティ/スマートシティ」をテーマにしたプレイベント第4弾が開催される。

いずれも、CEATEC 2021 ONLINEへの事前登録で参加でき、アーカイブの視聴も可能だ。事前登録は無料で行える。

「プレイベントで取り上げたテーマは、メインイベントで行われるカンフアレンスにおいても、重要なテーマに位置づけており、来場者にとっては、事前に学習したり、準備をしたりするための場にもなる」とする。すでに1600人以上が参加したセッションもあり、メインイベントの開催に向けて聴講者数は増加していくことになりそうだ。

アフターイベントまで約3カ月の期間を用意

なお、メインイベント開催前の10月15日にはオープニングイベントを開催し、10月18日には、報道関係者を対象にしたメディアデーを開催する。さらにメインイベントの終了後には、11月末までアフターイベントの開催やアーカイブによる基調講演などの視聴、出展会場への参加も可能にする予定だ。プレイベントからアフターイベントまで、約3カ月間にわたる期間を用意したのも初の試みだ。

プレイベント開催の狙いには、メインイベントの開催までにCEATECを盛り上げたり、主要テーマの事前学習の場という意味とは別の目的がある。事前登録の促進だ。

実は、昨年の「CEATEC 2020 ONLINE」では、開催初日の午前10時の開場時間に、当日登録者が集中し、事前に登録していた人さえもオンライン会場に入れないという状態が、約3時間続いたという苦い経験がある。

今年は登録システムの変更によって、登録が集中してもオンライン会場への入場には影響がないようにしているが、それとともに、プレイベントの開催によって、事前登録者を増やすことで、開催初日の登録者数を減らす狙いもある。

今年は事前登録をしておけば、プレイベント、オープニングイベント、メインイベント、アフターイベントのすべてに参加できる。参加を予定している人は、開催初日に慌てないためにも、事前登録をお勧めしたい。

ちなみに、事前登録は、ウェブサイトでメールアドレスなどを登録したあと、届いたフォームに必要事項を記入する仕組みだ。このフォームへの登録のなかに性別をクリックする場所があるのだが、「女性」「男性」に加えて、「その他」という項目が用意されている。主催者は「シーテックは多くの属性の方々が来場するため、回答したくない方や、回答に当てはまらない方も一定数いるはずと考えた。多様性を尊重して、『その他』を追加した」という。これも新たな取り組みのひとつだ。

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