“こんまり家族”が出演する理由を解説する前に、近藤麻理恵さんが訪れた先でどのような片づけの悩みがあったのか。その説明から始めます。今回用意されたのは3つのエピソード。1つ目の主役は栽培園を営む父と息子、2つ目はコーヒーショップを切り盛りするワーキングマザー、最後は第2の人生を歩み始め、教会で奉仕活動する女性です。
悩みはプライベートと仕事の境界線の作り方
リモートワークの時間が増えた人は、2つ目のジョアンナさんの回はきっと参考になるはずです。自宅をコーヒーショップの事務所と兼ねているジョアンナさんの悩みはプライベートと仕事の境界線をうまく作れないこと。仕事の書類と子どもの描いた絵が同じ場所に積み重ねられています。子どもが小さいうちは珍しいことではありません。後で整理しようと思いつつ、雑然とした状態になりがちです。
「職場では母親失格で、家庭では経営者失格だと感じる」。そうため息交じりに話すジョアンナさんの気持ちに共感できるワーキングマザーの方は多いのではないでしょうか。ワーキングマザーに限らずとも、仕事と生活が入り組みがちであることは、コロナ禍になって初めてリモートワークを体験した方も感じ始めていることかもしれません。
その解決方法として、仕事場の空間を片づけることを推奨していくわけですが、さらに一歩踏み込んで、片づけをきっかけに根本的な問題を見出していきます。どのエピソードにも共通する流れで、これこそ今回のシリーズタイトルの“もっと”を象徴するもの。面白みでもあります。
前作の配信開始後、近藤麻理恵さんのもとにさまざまな「こんまりメソッド」体験談が寄せられたそうです。その中に「自宅だけでなく、職場も片づけたい」「人間関係も片づけたい」という意見があり、それが今回のシリーズの企画につながっていきます。近藤麻理恵さん本人にもこの経緯を確認し、このとき、家族で出演した理由も明かしてくれました。
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