「スッキリ」を完璧に叶えてしまう「ある方法」とは 「発酵」は買わなきゃもれなくついてくるもの

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今の私から見れば、この発酵というものが「商売のタネ」になっているということが、今ひとつ解せない。

といいますのも、今の私の日々の食卓は、紛れもなく「発酵食まみれ」でありまして、何しろ繰り返しになって恐縮だが毎食のおかずは漬物と味噌汁。漬物はもちろん発酵しておりますし、念のためですが味噌もわが国が誇る最強の発酵食品ですぞ。

これからの寒い季節は味噌汁に酒粕を入れるんだがこれも最強の発酵食品。そして晩酌には欠かせない熱燗も当然発酵食品であります。つまりは今やワタクシ発酵食でない食事を食べることなどほとんどない。となれば、どうやったって腸内環境はサイコーにならざるをえない。

ちなみにですね、自分の腸内環境が知りたければ、トイレを見れば一目瞭然である。水を勢いよく流しても便器にウンコがくっついてゴシゴシこすらなきゃ流れないとしたら、あなたの腸もそのようになっていると考えたほうがいい。

また排便後にクサイ匂いがするとしたら、それもあなたの腸の中がそのようにクサいガスが充満した状態になっていると考えたほうがいい。もちろん、私のトイレは何もこすらずともいつもピカピカであり、嫌な臭いもまったくなしであります! ってことで、ついにトイレブラシも手放してしまいました。

いやートイレブラシのいらない人生なんてものがあったんですよ! すごくないですか? それだけじゃない。ブラシがいらないほどの美しいウンコが常態化すると、今やトイレが「不浄」であるという感覚そのものもほとんどなくなってしまった。

この調子だと、もし将来刑務所に入って独房でむき出しのトイレとともに暮らすことになったとしても、惨めで暗い気持ちになることなんてまったくないんじゃないだろうかと妄想してみたり。いやー、ますます怖いものが世の中から消えていく私であります!

「買わない生活」=「発酵生活」

……いや、話が脇にそれた。

私が今回自慢したかったのは、トイレのことではない。

私が声を大にして言いたいのは、このような腸をピカピカにする食生活は、「買わない生活」によって簡単に手に入る、つまりはタダで手に入るということだ。

もちろん、お金を払って手に入れることもできるとは思うが、タダの方が圧倒的に有利である。お金を払うと、非常にややこしく、手間がかかり、持続可能性も低くなってしまうのだ。

どういうことか。

正確に言うと「買わない生活」を極めれば、結果的に発酵生活がもれなくついてくるんである……ということを、私は身をもって体験した。

次ページすべての始まりは、ただ「冷蔵庫をやめたこと」
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