スティッチ、シニアの孤独はこう解決する!

シリコンバレーの注目イベントで光った企業

スティッチを創業したアンドリュー・ダウリング氏(写真左)。20年以上起業に携わっている、いわゆるシリアル・アントレプレナーだ

2014年7月下旬、カリフォルニア州マウンテンビューのマイクロソフト社のキャンパスで、ある「デモ」が開かれた。集まったのは世界各国のベンチャー企業約30社。主催するのは、米国の著名ベンチャー・キャピタル(VC)である500 Startups(500スタートアップス)だ。

世界中のハイテク関係者が注目

2010年にデイブ・マクルーア氏が創業した500スタートアップスは、設立からまもないベンチャー企業(スタートアップ)の育成を支援している。

通常のVCに比べて1社当たりの出資額は10分の1以下と少ないが、社名の示す通り500社以上のスタートアップ企業への投資を目標としている。出資先の3割は海外企業と国際的なのも特徴だ。同社の第1号ファンドでは2900万ドルを調達して300社以上に出資。このうち、12社が大手企業に買収されるなどしてエクジットしている。

出資だけでなく、企業のメンターとして事業への助言なども行っており、毎年4回、12週間のプログラムに起業家たちを集めて参加させ、投資家やメンターがオンライン・マーケティングやユーザーへの対応などを指導。同プログラムの最終日に公の場で行われるのが「Demo Day(デモデイ)」で、いまやシリコンバレーのみならず、世界中の投資家やハイテク関係者から注目を浴びるイベントとなっている。

500スタートアップスにとって9回目となる7月下旬のデモデイで、人気を集めていた企業をこれから何回かにわたって紹介していこう。

「今の出会い系サービスは、どれも高齢者のニーズを満たしていない」。シニア向けの出会い系アプリを開発する、Stitch(スティッチ、本社シドニー、サンフランシスコ)の創業者のアンドリュー・ダウリング氏は言う。中国やフランスで学んだ経験を持つオーストラリア人の彼は、20年以上起業に携わっており、現在もタペストリーという高齢者とその家族をつなげるソーシャルネットワークのCEOを勤めている。

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