認知件数増いじめ問題解決に「協働」という視点 「構造化」のアプローチで問題の突破口を探る

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年々増え続けるいじめの認知件数。早期発見や適切な対処のためにはどうしたらいいでしょうか?(写真:AC)
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年々増え続けるいじめの認知件数。早期発見や適切な対処のためには、感情論ではなく、立場の違う人たちが協働し、問題を構造的に捉えて向き合う必要がある。

https://journal.ridilover.jp/issues/500?journal_user=journal_user_3691&journal_token=20200318134226P5qtOfamzjWgkEvnKY
当記事は「リディラバジャーナル」からの転載です(元記事はこちら)。同サイトは有料会員制メディアです。リディラバの考え方はこちらをご覧ください。

今回は、リディラバ代表の安部敏樹と、いじめ問題構造変革プラットフォームPIT代表理事の谷山大三郎さんと竹之下倫志さんが対談。

いじめ構造変革プラットフォーム(PIT)の活動や学校現場のいじめへの意識の変化、いじめという社会課題を「構造化」する必要性について語った。

参加者プロフィール

谷山大三郎さん/一般社団法人いじめ構造変革プラットフォームPIT代表理事。

1982年12月生まれ。富山県出身。千葉大学教育学部卒業、千葉大学大学院教育学研究科修了後、2008年より株式会社リクルートに勤務(営業、事業推進、人事を担当)し、2015年に退職。現在、ストップイットジャパン株式会社代表取締役、一般社団法人てとり代表理事、千葉大学教育学部附属教員養成開発センター特別研究員等務める。いじめ問題解決のため、事業を通じ年間約300校で授業や講演の実施、アプリ等での報告相談環境の普及、そしてトップアスリートとともに「自分を助ける 人を助ける」きっかけづくりに取り組む。
竹之下倫志さん/一般社団法人いじめ構造変革プラットフォームPIT代表理事/一般社団法人HALOMY理事。

1982年4月生まれ。鹿児島県出身。高校中退・ひきこもり等を経て、外資系ファーム、VC等にて従事後、独立。現在は助成事業や社会的インパクト評価関連事業に従事する他、自身でいじめや不登校領域に関する団体を立ち上げ事業を行う。「いじめ x Tech」領域の事業にて経済産業省主催グローバル起業家育成プログラム「始動 Next Innovator」シリコンバレー派遣者選出他。グロービス経営大学院MBA。

安部敏樹:PITさんは我々と同じ「構造化(※)」というアプローチで、いじめ問題の解決に挑戦していらっしゃいますが、なぜ構造化が必要だと思われたのですか。

※構造化について詳しくはこちら

次ページいじめ問題解決のために協働が必要
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