ヤフー、爆速経営支える「真剣お見合い」 2週に1度の社内イベントで理想のパートナー探し

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ヤフー社員とベンチャー企業の“お見合い”をセッティングするには企業選びの審美眼が求められる。堀氏はシステム開発会社と戦略コンサルティング会社を経て、昨年4月にヤフーに入社。約1年間、ヤフー本体でM&A業務に携わり、今年4月からYJキャピタルでの投資活動を本格化している。川邊健太郎ヤフー副社長、YJキャピタル代表取締役の小澤隆生氏とは旧知の仲だ。

「ヤフーでM&A業務を行っていた際、各事業部の事業推進担当者と面談して、どのようなM&Aをしたいかを聞いていた。だから各事業部の興味関心分野がわかるし、『この人にこのベンチャーを紹介したら進展するかも』と思って紹介することもある。M&A部門の時の経験が、社内での円滑なコミュニケーションに生かされている」(堀氏)。

ベンチャー企業争奪戦が過熱

昨今、ヤフーのような事業会社による投資組織であるCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)が次々に設立され、CVC間の競争は激化している。サイバーエージェントやグリーがCVCを保有しているほか、LINEも8月6日に国内のゲーム開発会社やゲームコンテンツを対象とした100億円の投資ファンドを設立すると発表した。動きの早いネット業界にあって、次世代技術やサービスを持つパートナーや、投資先をいち早く見つけることは、今後事業成長を続けるうえで欠かせない。

「ヤフーとのシナジーが見込め、時流に乗っているサービスを提供しているベンチャーにはどんどん参加してもらいたい。投資の余地があればなお望ましい」(堀氏)。第4回は近日、開発支援関係のベンチャーを招いて行う予定だという。

長谷川 愛 東洋経済 記者
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