中国と北朝鮮、本当の関係は?韓国で大論争 北朝鮮への中国の原油供給「ゼロ」をめぐる謎
中朝関係は、果たして良いのか悪いのか。この関係をどう判断すべきかをめぐり、韓国で舌戦が繰り広げられている。特に、中国税関の統計において、中国からの北朝鮮向け原油輸出が今年1月から6月まで「ゼロ」と示されたことをきっかけに、議論はヒートアップしている。
中国からの北朝鮮向け原油輸出ゼロの「真実味」
北朝鮮経済の命綱と言える、中国からの原油が本当にゼロであれば、甚大なる悪影響を及ぼしかねない。だが、それに反して北朝鮮は平穏であり、かつ経済はわずか、かつ緩慢ながらも改善に向かっている。韓国に広がる中朝間の「ゼロ」ミステリー、その真実はどうなのか。
東洋経済ではこれまでも「中国からの北朝鮮向け原油輸出がゼロ」の真偽をめぐって報道したことがある。ここでは、「統計上はゼロでも、無償協力・支援などで原油の供給は続いている」「中朝間のパイプラインは止められず、量は調整できても全面的にストップさせるのは技術的問題もあり難しい」「中東やロシアなど、原油供給源を北朝鮮は多角化させている」ことを示した。
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