「隣の芝生は青く見える」
「そうですか? 私にはGreenに見えますよ?」
これは私の鉄板ネタなので、よろしくお願いします。
少し話がそれますが、オリンピックにまつわる英語といえば、私の周りの英語話者の間でもう1つ話題になっていることがあります。それは3人対3人でやるバスケットボールの呼び方です。3x3と書きますが、これを日本のテレビで「スリーエックススリー」と読んでいたことをきっかけに論争が始まりました。
「スリーエックススリーはいくらなんでもおかしい、これは通常口語では、『スリーオンスリー』というよ」と誰かが言うと、「だけど、数学の式の場合だと『スリーバイスリー』になる」とほかの誰かが言い返します。
そう言われると少し自信がなくなりますが、すくなくとも私の出身地(カナダ)周辺では3x3はバスケの試合であればスリーオンスリーと読み、算数の式であればスリーバイスリーと読みます。これってわかりにくいでしょうか?
都市鉱山からメダルを作っている
さて、もう一度、メダルに話を戻したいと思います。
今回の東京オリンピック、新型コロナウイルスの影響で延期したり、無観客になったりと、いろいろなことがあったのですっかり忘れてしまいそうになりますが、いろいろな社会的な意義のある取り組みも行われています。
「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」というものその1つでしょう。パソコンやスマートフォンなどの精密機械は、中の電子回路の部品などに金、銀、銅などの金属がわずかですが使われています。
廃棄される機器の中からこのわずかな金属を取り出して、再生して新しく金属として再利用します。これをあたかも埋蔵された金属を掘りだす鉱山のようであるということで、都市にある鉱山、都市鉱山といいます。ちなみに、都市鉱山は英語では「Urban mine」といいます。
「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」は、パソコンや携帯電話の廃棄されたものから金、銀、銅(この場合Copperだと思います)を取り出す「都市鉱山」から提供された金属ですべてのメダルをまかなう、というものでした。
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