若くても「白髪リスク」が高まる食生活の実態 白髪の最大の原因は「現代型の栄養不足」だ

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トランス脂肪酸は、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、マヨネーズや、こうした材料を使ったパン、ケーキ、ドーナツ、クッキーなどのスイーツ、フライドポテト、ポテトチップスなどの揚げ物類などに多く含まれています。

揚げ油はオリーブオイルにすれば、トランス脂肪酸がゼロないし大幅にカットでき、細胞の老化を防ぐオレイン酸が豊富なので、揚げ物を食べたい場合はオリーブオイルを使って自分で調理するといいでしょう。

だからといって食べたいものを我慢するのも大変ですから、対策としてはたとえば、マーガリンは使わず、バターを選ぶ。クッキーやパイなどは、使用食材を明記している店など信頼できる店で購入するか手作りしてみる。ファストフードやカップラーメンを食べる回数を減らす。できることから実践していきましょう。

大量の糖分は白髪を増やす

炭酸飲料やジュース、缶コーヒーといった大量の砂糖が含まれている飲み物も、白髪が増える原因となります。たとえば、500㎖のペットボトルの果汁飲料には角砂糖およそ13個分、炭酸飲料には角砂糖14個分、缶コーヒー1本にもおよそ角砂糖6個分の糖分が含まれています。

糖分が多い飲み物が白髪によくない理由の1つは、血糖値を乱高下させて血管を傷つけてしまうからです。傷ついた血管の壁は、修復されるたびに厚みを増し、結果的に血流を悪化させてしまうのです。

また糖分を筆頭に、余分な成分が大量に含まれた飲み物は、消化に負担がかかりカラダに必要な「水分」としての役割を果たしません。

私たちのカラダの60%以上は水分で構成されています。水分の3分の2は全身を構成する細胞の内部に存在し、残りの3分の1は細胞と細胞の間にある「細胞間液」と血液として使われます。そのため水分が不足していると、髪の毛やメラニン色素をつくる細胞の働きが悪くなってしまうのです。

また、カラダの水分が不足すると、血液から水分を奪うため、血液がドロドロになります。そして、血流が衰えて、髪の毛を育てる細胞に栄養が届きづらくもなるのです。

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