若くても「白髪リスク」が高まる食生活の実態 白髪の最大の原因は「現代型の栄養不足」だ
髪の毛は18種類のアミノ酸が結合してできた「ケラチン」というタンパク質で構成され、その中で髪を黒くするメラニン色素の原料となるのが「チロシン」です。
チロシンを多く含む食材としては、チーズなどの乳製品、カツオ、マグロ、たらこなどの海産物、アボカド、バナナなどの果物に加え、アーモンドや大豆などのナッツ・豆類、タケノコがありますので、こうした食品を中心に、動物性と植物性のタンパク質をバランスよく摂るのがいいでしょう。特に旬の食材がオススメです。
乳製品、卵などは体質に合わない方もいるでしょうから、自分に合うものを適宜選んでください。
海藻類は本当に髪にいい?
髪を黒くするメラニン色素の原料となる「チロシン」を黒い色素に変化させる「メラノサイト」を活性化するのに効果的な栄養素が2つあります。それは「ヨード」と「アントシアニン」。
「ヨード」を含む食材には、とろろ昆布、昆布茶などの昆布からできているもの、わかめ、苔、ひじきなどがあります。また、こうした海藻類は、ミネラルの補給源としても優秀ですし、腎臓にもいい影響を及ぼす食材です。昔から「海藻は髪の毛にいい」と言われていたのは、科学的にはこうした意味があったのですね。
「アントシアニン」は、イチゴ、ブルーベリー、ナス、黒豆、紫キャベツ、黒ゴマ、赤ジソ、アシタバなどの色が濃い食材に豊富に含まれています。
白髪の予防、改善には、まずは大きな原因の1つである「栄養不足」を解消することが先決です。その中で、こうしたメラニン色素の生成を促す食材を、積極的に摂取していきましょう。
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