「ずれた結論を出す人」と出さない人の決定的な差 正しく「問題」を認識・解決するための3つの方法
問題に直面した時に、あれこれ考えて解決策を提案したところ、「いやでもそれちょっと方向性がずれていない?」と言われてしまうことはないでしょうか?
7月29日に『入社1年目から差がつく問題解決練習帳』を上梓した、日本最大級のビジネススクール、グロービス経営大学院で教鞭を執る岡重文氏が、ちょっとずれた方向で頑張ってしまう人が陥りがちな思考の落とし穴を解説します。
7月29日に『入社1年目から差がつく問題解決練習帳』を上梓した、日本最大級のビジネススクール、グロービス経営大学院で教鞭を執る岡重文氏が、ちょっとずれた方向で頑張ってしまう人が陥りがちな思考の落とし穴を解説します。
はじめの「問題」が間違っている
時間と労力をかけて解決策を提案しても、それちょっと違うのでは、と言われてしまった経験があるビジネスパーソンは少なくないかもしれません。
では、どうしてこのような事態に陥ってしまうのでしょうか。要因は複数考えられますが、多くの場合、そもそも最初の「問題」をうまく捉えられていない可能性があります。
起こっていることの全体像を押さえずに、自分が気になった問題を解きにかかってしまい、本来解くべき問題とは違う問題を解いてしまうということがよく起こります。
ここでは、「問題」を間違えないためのポイントを3つ紹介します。いずれも基本的なことばかりです。読んでしまえば、当たり前のことと感じる人も少なくないでしょう。ただ基本的なことは、得てして頭ではわかっているけど、ついサボってしまいがちです。そして、いざやってみるとすぐにはできなかったりします。
最初は少し面倒かもしれませんが、慣れるとすぐにできるようになるので、ちょっと試しに次の例題に取り組んでみてください。
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