頭のいい人が実践する「すごいノート」のつくり方 複数の情報を〝大きなかたまり"で記憶する
記憶に定着させ、知識の応用力を養うノートとは
授業やセミナーの内容を記憶に定着させて、知識の応用力を養う。そのために作るノートのことを、「チャンク化ノート」と読んでいます。前々回、前回記事でそれについて解説してきましたが、今回の記事では、実際にその「チャンク化ノート」をどうやって作るか、解説していきます。
「チャンク化ノート」はどのようなノートでも実践できますが、できるだけ無地で大きな紙を使ったほうがやりやすいでしょう。
適当な用紙を用意したら、まずは用紙の一番上に大テーマを書き出しましょう。「民主主義について」や、「標準偏差とは?」「近代文学の主題は?」といったように、あなたが知識や応用力を身につけたいテーマを簡潔にまとめてください。テーマは自由に決めて構いませんが、なるべく抽象的で大きなもののほうがチャンク化の効果は大きくなります。
例えば「応仁の乱はなぜ起きたか?」とテーマを設定してしまうと、特定の出来事の知識しか扱えません。けれども、「戦争はなぜ起きるのか?」のように大きなテーマを設定することで、幅広い情報を書き込むことができます。
また、チャンク化ノートを講義用に使う場合は、その日に受ける授業やセミナーの課題を記入しましょう。「DXの効率的な導入法」や「効率の良い勉強法」といった具合です。