新しい挑戦に自信がない人に知ってほしい始め方 最初は「たったひとりの熱狂的ファン」から
成功のカギは、「ひとりめのフォロワー」にある
「本当はやりたいことがあるのですが、自信がなくて始められません」
「実は前から○○で一旗揚げたいと思っているのですが、踏み出せなくて」
こんなふうに相談されることがあります。
本当はやりたいことや好きなことがあるのに、それを始めるために今の生活を手放すのが怖くて、一歩を踏み出せない。そういう方にぜひ見ていただきたい動画があります。デレク・シヴァーズという起業家が、「社会運動はどうやって起こすか」というTEDGlobal の講演で紹介した動画です。
これはスタートアップ企業のバイブルとしてよく見られる動画でもありますが、まさに「わたしはこんなことやっているんだよ」と声を上げる人が、どのようにまわりを巻き込んでいくかを表しています。
最初は公園で人がひとり裸で突然踊りはじめて、まわりの人はその様子を冷めた目で眺めています(イラスト❶)。でも、次にその人の隣にやって来て、一緒に踊りはじめるひとりのフォロワーが現れます(イラスト❷)。やがて指数関数的に人が増えていき、その場全体が熱狂に包まれていきました(イラスト❸)。
ポイントは、イラスト❷でフォロワーがひとりついたことです。
いわば、「たったひとりのファン」がついたあと、あれよあれよという間にフォロワーが増えていったのです。これが、社会運動が広がるメカニズムであり、スタートアップが熱狂していく姿を見事に表しているのです。
かつてのスティーブ・ジョブズにはスティーブ・ウォズニアックがいたし、ビル・ゲイツにはポール・アレンというひとりのフォロワーがいました。そこからすべてがはじまったのです。
決してスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツもひとりでなにかをしたわけではありません。たったひとりのフォロワーがいるかいないかによって、そこから事業が立ち上がっていくかが決まるわけです。
これはとても重要なポイントです。
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