大幅赤字に転落した日本郵船、今11年3月期黒字計画の「真実味」
次に、リーマン・ショックの影響で09年に入ってからガクッと輸送台数が落ち込んで前期は部門経常赤字だった自動車船は、台数回復で今期黒字化を見込む。ちなみに267万台という水準は05年3月期よりもやや多く、06年3月期よりも少ない想定だ。ピークの08年3月期に比べると86万台も少ない。輸送台数の推移は以下の通り。
四半期 輸送台数
08年4~6月期 88万台
同7~9月期 91万台
同10~12月期 92万台
09年1~3月期 55万台
同4~6月期 43万台
同7~9月期 53万台
同10~12月期 65万台
10年1~3月期 75万台
(注)10年1~3月期には一時的な駆け込み台数が含まれている
通期 輸送台数
05年3月期 256万台
06年3月期 286万台
07年3月期 318万台
08年3月期 353万台 ←ピーク
09年3月期 326万台
10年3月期 237万台
11年3月期 267万台
(注)11年3月期は会社計画