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金融業界で上手に転職する方法とは? 「国内系は安定、外資系はすぐ首切り」のウソ

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中野 あとは、辞め方も大事ですよね。後ろ足で砂を掛けるような辞め方は、後々、禍根を残します。特に同業他社に転職する場合は、なおのことでしょう。

藤野 違う業界に転職するにしても、リファレンスが回りますしね。渋澤さんは金融業界で転職を重ねてきていますけど、いかがでした?

「立つ鳥後を濁さず」、あとは思い切って

渋澤 う~ん、私の場合、確かに外資系金融機関を転職してきましたが、担当が債券から株式というように違うジャンルだったから、同業他社の転職でもあまりうるさく言われませんでしたね。まあ、でも完全な競合関係にある会社に転職する場合というのは、慎重にやらないと墓穴を掘ります。まさに後ろ足で砂を掛けるような辞め方をしたら、新しい職場での仕事にも支障を来すことになります。

個人投資家にコツコツ投資を説く「草食投資隊」の地道な活動が、いま実り始めている(セゾン投信社長中野晴啓さん(左)、コモンズ投信会長渋澤健さん(中)レオス・キャピタルワークスCIO藤野英人さん(右)

中野 転職した先で、前にいた会社が顧客になることもありますしね。辞めたらもう関係ない、ってことにはなりません。

渋澤 30歳の手前ぐらいのとき、MBA時代の友人から受けた転職のオファーを断ったことがあったのですよ。彼が勤めていたバイオベンチャーが日本に拠点を設立するので転職しないか、という話で、ストックオプションも付けるという条件だったのですが、そのときの外資系金融機関でもらっていた給料より安かったんですね。私はバイオに関する知識もなかったし、全く聞いたことのない会社だったので、丁重にお断りしました。でも後々、その会社がとんでもない会社だったということを知るのですけれどもね。

藤野 何て会社ですか。

渋澤 アムジェン。

中野わ!!それって、ストックオプションをもらって行使したら、今頃・・。

渋澤株価だけでも数千倍。やっぱ、長期的な目線は大切ですねぇ。とほほ。

中野 人生の岐路ってさまざまですね~(笑)。まあ、でも渋澤さんも藤野さんも、結局のところ自分でやりたいことがあって、最終的には独立という道を選んだわけですし、だからこうして今、草食投資隊というチームで面白いことをやれているわけですしね。

藤野人生は一度きりだから、思い切ってやりたいことをやりましょう。

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