「筋肉系」と「文系」対照的な2人が電撃婚した理由

出会いから8カ月で結婚した人たちの経緯

正反対の2人が結婚するに至った経緯とは?(イラスト:堀江篤史)

昨年9月に初めて会い、翌月からは「仮交際」からの「真剣交際」を始め、年明けにはお互いの親のところに挨拶へ。4月に婚姻届を提出し、これから一緒に住む予定――。

一般的にはスピード婚のように感じるが、結婚願望のある2人が真面目な婚活によって知り合った場合はごく普通のテンポである。

電撃婚への道のり

ただし、結婚はしたいけれど「無理せずに自然に任せたい」という控えめな姿勢では、複数の異性とのお見合いや仮交際を繰り返すだけで、先に進めないことが多い。

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仮交際とは結婚相談所の業界用語で、デートはしているけれど他の人とのお見合いなどはしても大丈夫な期間を指す。お互いにいろんな人と食事をしたりして相性を確かめたうえで、結婚を前提とした真剣交際に入る。このステップに入り、さらに婚約に至るのが難しいのだ。

真剣交際や結婚をするためには、どちらかが多少強引にでも物事を進める覚悟をして、できれば周囲を巻き込んで理解とサポートを得ていくことが必要となる。そうでなければ今後の人生を共にするパートナーなどは怖くて決められない。若さという勢いがない「晩婚さん(35歳以上で結婚する人)」ほどこの傾向はあると思う。

Zoom画面の向こう側で嬉しそうに結婚指輪を見せてくれるのは、中島貴美子さん(仮名、39歳)と健太郎さん(仮名、40歳)の新婚夫婦。取材した時点ではまだそれぞれ一人暮らしだったので、関東地方の某県に住んでいる貴美子さん宅でのデート中にパソコン画面を開いてくれた。

「30代半ばまで、2年ほど付き合っていた彼がいました。でも、休みが合わなくてあまり会えず、なんとなく付き合い続けていた気がします。私は残業が多すぎる会社に勤めていたので、年齢的にもいろいろ考えて転職をして、彼とも別れることにしました」

淡々とした口調で理路整然と語ってくれる貴美子さん。でも、笑うと子どものように無邪気な表情になる。やや不器用で率直な女性なのかもしれない。転職後の1年間は仕事に慣れることに集中し、37歳になったあたりで焦りを感じたと振り返る。

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