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なぜ勝てる?「論破王ひろゆき氏」の話し方大解剖 プロが分析!論破好き「ロンパーズ」が増殖中?

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  • 岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師
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「実生活でも論破力は両刃の剣。夫婦げんかで相手を論破しても、いいことなんてまったくない」
「論破しようなんて考えるよりも、酒でも飲みに行ってお客さんと仲よくなるほうが、効率がいい」
「その場で相手をやり込めたところで、実は何の意味もない。人を説得するときは論破したその先、つまり人生うまくいく可能性まで想像しましょう」
(『論破力』より)

ひろゆきさんによれば、「ジャッジ」がいない状況では議論しないものだそうです。「論破」とは、相手と討論することではなく、ジャッジとなる「見ている人」(例えば視聴者など)にどうプレゼンするかということであり、「いかに第三者に刺さる形で説明するのかということが『議論』というゲームの攻略法」

つまり、彼にとっては、「論破」は、見ている第三者からどれだけ支持をされるかを競う「ゲーム」「ショー」のようなものというわけです。

だから、「どういう意見を言えば、視聴者から支持を得やすいか」を即座に読み取り、その人たちの「代弁者」として、拳を振り上げるということ。議論の相手の考え方を変えるとか、「アンチ」を「シンパ」にすることなどは目的とはしていないのです。

一方、「説得」は相手と向き合いながら、その行動や考え方に影響を及ぼそうとするものです。論破は「対戦」であり、説得は「対話」。この2つは似て非なるもの、というわけです。

「正しさに固執」と「いい人間関係」は両立しにくい

英語で、「Do you want to be right or do you want to be in a relationship and happy? (あなたは正しくありたいですか? それとも、よい関係性を築きハッピーでありたいですか)」というフレーズがあります。

「『正しくあることに固執すること』と『いい人間関係』は両立しにくい」ということです。

「私が100%正しく、お前が100%間違っている」ということは、そうそうないわけで、そのグラデーションの中で、折り合い、落としどころを探るしかない。現実の人間関係は残念ながら、「そう簡単には白黒つけられない」のが難しいところなのです。

かように、「論破」は「劇薬」。私も「ひろゆき」のようになりたい、と真似をし、実社会に論破を持ち込む「ロンパーズ」は、ことごとく、地獄を見ることになりかねません。くれぐれもご注意ください。

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