高校生からのゲーム理論 松井彰彦著

高校生からのゲーム理論 松井彰彦著

「人と人とのつながりに根ざした学問」であるゲーム理論が、社会科学を塗り替えつつある。経済問題ばかりでなく、三国志、恋愛、いじめなど、幅広いトピックスを取り上げ、気鋭の研究者がゲーム理論への理解を促す。

たとえば、サッカーのPK合戦。研究上手の相手とは「自分の苦手の方向へ蹴れ」が成功の確率を高める原則となるが、滅多にPKを蹴らない選手でも成功率40%と計算できるようだ。また、「囚人のジレンマ」と呼ばれるゲームによって、解決の方策の難しさが説明されるのは環境問題。資源開発競争でも同じような分析ができるという。

知ること、学ぶことによる「わくわく感を伝染(うつ)したい」という意図も込めた入門書。

ちくまプリマー新書 798円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
目からウロコの<br>日本史再入門

10年前の歴史常識が、今は非常識。教科書は最新の研究や学説を反映し、つねに書き換えられている。蒙古襲来「嵐で沈没」のウソ、江戸時代「鎖国」はなかった…歴史の新常識を凝縮。