「汚れた腸」が蘇る「フルーツ最高の食べ方」5秘訣 「お掃除効果」バツグン!美味しく「腸活」しよう

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「レスベラトロール」はぶどうの果皮に多く含まれているので、「白ワインよりも赤ワインのほうがおすすめ」なのだとアダムスキー博士は言っています。

加えるフルーツは、お好みのもので構いませんが、定番の「オレンジ」は間違いなく美味しいですし、赤ワインなら「いちご」「ブルーベリー」などの「ベリー類」がよく合います

また、「シナモン」などのスパイスを加えても美味しいです。シナモンは、抗酸化作用と消化促進作用があるので、アダムスキー博士もおすすめしています。

日本人に多い『腸を汚すフルーツの食べ方』4大NG」でも解説したように、「アダムスキー式腸活法」では、フルーツは夕方、夕飯の1時間半前に食べるのがベストだと考えています。

飲む前の日にサングリアを仕込んでおき、翌日の夕方に赤ワインのサングリアをグラスに注げば、腸に効くだけでなく、とてもおしゃれな自家製の食前酒の出来上がりです。

フルーツでも「食べ物の組み合わせ」には要注意!

ここまで「腸にいいフルーツの食べ方」を5つ紹介してきましたが、どんな食べ方をするときにも「ひとつだけ」注意しなくてはならないことがあります。それは、アダムスキー式腸活法の特徴である「食べ物の組み合わせ」です。

アダムスキー式腸活法では、食べ物を「消化管を通過するのが速い『ファストの食品』」と「通過の遅い『スローの食品』」に分け、その2つを同時に摂取しないことで腸を詰まらせないようにします。

「フルーツ」は、通過の速い「ファストの食品」です。一方で、組み合わせNGの「スローの食品」には「小麦」「ナッツ」「肉」「魚」などが含まれます。

こうして考えると、いくらたくさんフルーツが食べられても「フルーツサンド」や「フルーツタルト」は、残念ながら「腸にとってNGの組み合わせ」になります。先ほど紹介した「赤ワインのサングリア」も、「お米」や「パン」と一緒に食事中に飲むのは、腸のことを考えるとおすすめできません

フルーツがどんなに体によくても、それを吸収する「腸」を汚して詰まらせてしまうのであれば、「むしろ体にとっては逆効果」だと考えるのが「アダムスキー式腸活法」なのです。

みなさんも「正しい方法」でフルーツを食べて「腸の掃除」を行い、「健康な体の源」である「きれいな腸」を手に入れてくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

森 敦子 翻訳家

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もり あつこ / Atsuko Mori

東京外国語大学イタリア語専攻卒業。アパレル企業勤務を経て翻訳の道へ。現在は書籍およびビジネス文書のイタリア語翻訳を行いながら、フリーランスでイタリア語を教える。

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