「マニュアルに手を加える人」に欠けている視点 「自分なりの工夫」を試みることは大切だが…

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作業工程を統一し、アウトプットを均一化すること。その2つがマニュアルには求められているのです。

これが反対に皆が皆思い思いにバラバラのやり方をし始めてしまっては、作業の結果としてのアウトプットもバラバラになってしまいますから、均一の製品やサービスを提供したい会社からすると非常に困ったことになってしまうのです。

であるからこそ、存在するマニュアルに改善の余地がある場合は、まず改善策を立案し、組織内において発言し、改善につながるということに対する共通の認識をもち、そのうえでマニュアルそのものを変えるということにつなげないといけないのです。

マニュアルの改定につながれば組織内における共通の認識としてシェアされ、認められた、ということになるわけで、その時点で初めて改善策は評価されうるものなのです。

皆がいいと思わなければ価値がない

自分がよかれと思っていても、ほかの皆がいいと思わなければ、均一の製品やサービスを提供するべく集まっている会社組織においては価値がないのです。

会社内部だけではなく、サービスや製品を買う消費者の側も困ってしまいますよね? 買うたびに違う製品が出てくる、担当者によって言うこともやることも違う。

中野さんも例えば外食チェーン店に行って同じものを頼んでも、量も味も毎回バラバラというのでは困惑してしまいますよね。これでは消費者も離れていってしまいます。

つまり皆がいいと思わないような改善策は、単なる自己満足の世界でしかありませんから、価値がないばかりか周りにとっては迷惑になってしまうのです。

したがって、中野さんとしてやるべきは、よかれと思った改善策を周りに伝え、共通の認識を持ってもらい、そのうえでマニュアルの改定につなげ、個人ではなく組織としてやり方を変えるということなのです。

頂戴した相談では実際にどのような仕事におけるどのようなマニュアルなのかはわかりかねますが、いずれにせよ独りよがりの改善ではなく、その改善を組織としての改善につなげていくという視点を持ったほうがいいでしょう。

繰り返しですが、工夫をするのが悪いのではなく、共通の認識にまで昇華できていないことが問題なのです。

そのような新たな視点を持って、中野さんが今後も改善策を立案し、会社組織においてより貴重な存在になるであろうことを応援しております。

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