育休を4年取ったあなたは、ほぼ新人です! あなたが決めた道、覚悟を持って復帰しなさい!

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4年の間に人も入れ替わっているでしょうし、ご無沙汰しすぎて気まずいこともあるかもしれないけれど、少しでも「彼女が戻ってくる」「楽しみだね」と思ってもらえていれば、居心地が断然違ってくると思いますよ。私自身も「仕事人としての自分」を取り戻そうとメンテナンスを頑張るメンバーには、やっぱりいろいろ世話を焼いた記憶がありますから。

ここまで準備できればきっと、気持ちが随分楽になり、復帰も楽しみになるはずです。そこから先は、少しでも早く「仕事人として」のあなたと「人間力の上がった」あなたのハイブリットで、懸命にいい仕事をするだけです。

まっすぐ行かなかったことで、開ける道もある

私の先輩で、今やグローバル企業の経営陣の方がいます。その方がよく「3度の研修より1度の異動、3度の異動より1度の転職」と言っていました。その頃は私も若くて、キャリアを直線的にしか考えられていなかったのだと思います。まっすぐ1本ある道をどんどん行く、誰かより早く行く、ということだけでなく、まったく違う道を選ぶことで、これまでの自分と違う新しい自分を見つけることもある。

新しい道を選ぶことは、本当に怖くてたまらないことだけれど、経験のバリエーションが、その後の選択に自信を与えてくれるんだ、と教えてくれたのだと思います。

4年ぶりの職場復帰はとても怖いことだと思います。でも自分のした選択を信じて、しっかり復帰してほしいなと思います。くれぐれも復帰をあきらめて退職なんてしてはいけませんよ。後輩の道を閉ざすことにもなってしまう。転職したんだ、くらいの気持ちで臨めれば、何もかも新しく始められるはずです。戻る場所がある幸せに感謝しながら、ワーキングマザーを楽しんでみてくださいね。新しいあなたの可能性が待っていると思います。応援しています!

※読者の皆様からのお悩み、ご相談を募集します。こちらのアドレス(onna-sodan@toyokeizai.co.jp)まで、年齢、ご職業等を記載のうえお寄せください。掲載は匿名といたします。

堂薗 稚子 ACT3代表取締役

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どうぞの わかこ / Wakako Dozono

1969年生まれ。1992年上智大学文学部卒業後、リクルート入社。営業として多くの企業を担当し、数々の営業表彰を受ける。管理職として、多様な雇用形態の組織の立ち上げやマネジメント、『リクルートブック』『就職ジャーナル』副編集長などを経験。2004年第1子出産。2007年当時組織で最年少、女性唯一のカンパニーオフィサーに任用され、事業責任者、「リクナビ派遣」編集長を務める。2010年に第2子出産後はダイバーシティ推進マネジャーとして、社内外女性のメンターを務めつつ、ワーキングマザーで構成された営業組織の立ち上げ、マネジメントを担当し、彼女たちの活躍を現場で強く推進した。経営とともに真の女性活躍を推進したいという思いを強くし、2013年退職。株式会社ACT3設立、代表取締役。女性活躍をテーマに、講演や執筆、企業向けにコンサルティングなどを行っている。2013年2月、リクルート在籍時に東洋経済オンライン「ワーキングマザーサバイバル」連載に登場。FBのいいね!数が6000を超えるなど、話題となった。

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