「話題豊富な人」が日々実践するネタ発掘の超技術 やりがちな話題のストック、共通点探しはNG

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もしどこかでキーワードがなくなったら、また相手をよく観察して、あなたとの相違点を探してみましょう。そして、「何でだろう」と疑問に思ったことを、素直に質問してみてください。どのような場面でも、話題に困ることがなくなります。

「人間観察」で相違点に敏感な目を養う

『ストレス0の雑談 「人と話すのが疲れる」がなくなる』(SBクリエイティブ)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

話題を見つけるときは、「共通点」ではなく「相違点」から見つけることが、ストレス0の雑談には重要なポイントになるとお話ししました。ただ、この相違点にすぐ注目できるようになるためには、少しトレーニングが必要です。そこでぜひ、次の「人間観察トレーニング」を日々行ってみてください。

「街で見かける知らない人をランダムで選び、あなたとの相違点を3つ挙げる」

通勤中や休日のお出かけのときに、ゲーム感覚で気軽に行うことができます。最初のうちは、服装や髪型、持ち物など、目に見える特徴で十分です。そのうち慣れてきたら、その人の雰囲気なども言語化できるようになります。

たとえば「月曜日の朝からとても元気そう」「歩くペースがゆっくりで落ち着いていそう」などです。

ここまでイメージできると、実際の雑談で「朝に強くなる秘訣とかあるんですか?」と、相手が興味を持てる話題を出すことができます。

雑談のトレーニングは、実践の場以外でも鍛えられます。ぜひ、毎日周りの人を観察して、相違点に敏感な目を養ってください。

井上 智介 産業医・精神科医

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いのうえ ともすけ / Tomosuke Inoue

島根大学医学部を卒業後、さまざまな病院で内科・外科・救急科・皮膚科など、多岐の分野にわたるプライマリケアを学び、2年間の臨床研修を修了。その後は、産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医として毎月約40社を訪問。精神科医・健診医としての経験も生かし、健康障害や労災を未然に防ぐべく活動。精神科医として大阪府内のクリニックにも勤務。うつ病、発達障害などを中心に、精神科疾患全般に対応。すべての人に「大ざっぱ(rough)」に、「笑って(laugh)」人生を楽しんでもらいたいという思いから「ラフドクター」と名乗り、SNSや講演会などで心をラクにするコツや働く人へのメッセージを積極的に発信中。

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