「プライドを手放せない人」が年々つらくなる必然 弱みを弱みとしてきちんと認め心を軽くする法

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しかし、「本当に?」と懐疑的になることもあるかもしれません。そんな気持ちに寄り添うお釈迦様の言葉があるのでご紹介します。

「避(さ)くべきを避くべしと知り、避くべからざるを避くべからずと知る。このように正しい見方のできる者は、幸せの道を歩むなり」(『法句経』319)

この言葉から学ぶべきことは、普通は避けたいと思ってしまう自分の「弱み」を「弱み」としてきちんと認めることが大切であり、それが人を幸せに導いてくれるということです。

人によっては、「弱み」を認めることができない方もおられます。そのような方は、執拗な頑固さや意地によって、余計に苦しみが増大していると思います。

「プライド」を手放すように心がけて生活する

しかし、この後が大切です。それは「弱み」という名の「プライド」を少しでも手放すことのできるものがあるならば、手放すように心がけて生活することです。

おそらく、人によっては「プライド」を本当にすべて手放さなければならないときが来るかもしれません。

例えば、オムツの話に戻りますが、まったく歩けなくなったり、排泄などの生理現象の感覚がわからなくなってしまうなど、どうしようもなくなるときも必ずあるはずです。

しかし、そんなときが来るまでは、絶対に譲れない「プライド」は大切にすべきだと思います。

最後に私の好きな言葉を紹介します。

「渋柿の渋みがそのまま甘みかな」

人間には、「弱み」があってよいのではないでしょうか。むしろ、それこそ人間味があって安心されるものだと思います。「弱み」もなければ、自分も自分ではないんだと思って、気持ちを楽にして生活してみてください。 

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アルファポリスビジネス編集部

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