隠れた酒どころ埼玉「秩父」飲み歩きたい名酒3選 世界に誇る「イチローズモルト」の蒸留所も

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秩父のご当地グルメを味わえる(?)ユニークなクラフトビール。気になるその味は、自分の舌で確かめてみてほしい。

[スポット詳細]
まほろバル
住所:埼玉県秩父市番場町17-14 秩父表参道Lab. 1F
電話番号:0494-26-7303
www.chichibu-lab.jp/index.php/shop/mahollobar/

酒移住者が造る、世界古来の「ミード酒」って?

秩父が酒どころとして盛り上がるにつれ、酒造りのために移住する人も年々増加している。

(写真:OCEANS)

秩父令和商会という土産店を営む工藤宏樹さんも、そんな“酒移住者”のひとり。約2年前に夫婦でミード酒を造るために秩父に越してきたという。……ところでミード酒って何?

「原料は蜂蜜と水だけ。蜂蜜を水で希釈して酵母菌で発酵させた酒をミード酒といいます」

添加物や香料は一切不使用のシンプルな酒ゆえに、原料でかなり味が左右される。

秩父令和商会ではミード酒が500円で試飲可能(写真:OCEANS)

工藤さんは、もともと秩父に縁はなかったものの、都心へのアクセスがよく、水が美味しいという理由からこの地を移住先に選んだと、語る。

「ミード酒は世界最古の酒ともいわれ、古くはローマの英雄ジュリアス・シーザーやクレオパトラも愛飲していたという史実が残っています。

実はハネムーンの語源にもなっていて、新婚夫婦が蜂蜜で酒を仕込んで飲んでいたことから、蜜月=ハニームーン(ハネムーン)というようになったんです」

(写真:OCEANS)

ミード酒のアルコール度数は8〜10%。度数だけ見ると日本酒やワインとさほど差がないが、蜂蜜の甘さが口内に広がり、後味はすっきりしているのでかなり飲みやすい。

ハムやチーズなどの食材と相性がよく、イタリアンにペアリングするのもオススメだ。

現在、ミード酒造りをしながら秩父で暮らす工藤さんご家族。[左]工藤宏樹さん [右]わが子を抱く妻・エレナさん(写真:OCEANS)

自然豊かな秩父で造られる、古くて新しいミード酒。この地で生まれる新たな酒と、いち早く出逢えるのも、酒どころ・秩父の面白さなのだ。

[スポット詳細]
秩父令和商会
住所:埼玉県秩父市野坂町1-20-38
公式ツイッター:https://twitter.com/chichibureiwa?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

掘れば掘るほど魅力的な酒が見つかる、酒どころ・秩父。市内だけで200軒以上の地域密着の酒場が近接し、コロナ後には、バー・ホッピングも思いっきり楽しめるだろう。酒好きは、ぜひ行きたいところリストに加えておいてほしい。

ちなみに、事前に地元飲食店の情報を知るには、秩父市が運営するスマホアプリ「ちちぶ乾杯共和国パスポート(https://www.chichibu-omotenashi.com/kanpai/)」の利用がオススメ。秩父の酒に関する情報も入手できるし、買い物や飲食でポイントをためることもできる。来るべき日のためにダウンロードしておこう。

「OCEANS」編集部

メンズファッション&ライフスタイルの情報誌『OCEANS』は、 “37.5歳”をキーワードにした独自の切り口が支持を集め、2006年の創刊以来、多くの読者にご愛読いただいています。2017年1月にはデジタルメディアを大幅リニューアル。ファッションはもちろん、毎日の“オッサンライフ”をもっと楽しくするハウツー情報の配信だけでなく、「対話するWEBマガジン」をテーマに、スナップ、動画、イベントなども展開していきます。

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