「クラウンパトカー」が超お買い得価格の驚き 警ら用から捜査用までパトカーの価格を大調査

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では刑事が乗る車、捜査用車両こと覆面パトカーはどうなのだろうか?

近年はSUV、ミニバン、ハッチバック車など、幅広いジャンルの車種が導入されているが、古くからの王道的な存在といえば、やはり4ドアセダンだろう。

2012年から2014年にかけて全国に大量配備されたのが、スズキの4ドアセダンのキザシだ。2012年6月には713台(2WD)と195台(4WD)の合計908台が落札されており、1台当たりの価格は2WDが約104万9000円、4WDが約147万円となっている。

2013年3月には223台(2WD)と99台(4WD)の322台が落札され、2WDは約94万6000円、4WDは約141万8000円という価格であった。

市販車に標準装備のフォグランプとパーキングセンサーなどの一部装備を外し、シートを本革からファブリックシートにするなどコストダウンを図っているとはいえ、当時の新車販売価格は約286~308万円だったことを考えると、これはかなりの安値だ。

覆面パトカーが多すぎて皮肉にも超有名車になってしまったキザシ(写真:大塚正諭、有村拓真『平成~令和新時代 パトカー30年史』)

ところで、このキザシ、一般にはほとんど売れていなかったことから、警察への大量導入をきっかけに、総登録車の半分以上を覆面車両が占めるという事態になってしまった。警察ファンなどの間では、「キザシを見たら覆面車だと思え」とささやかれたほどである。

事件現場の常連、アリオン覆面パトカー

さて、キザシ同様に、覆面車として有名な車種をもう1つ紹介しよう。トヨタのアリオンである。2001年から2021年3月まで生産されていた4ドアセダンで、こちらは歴代モデルが覆面パトカーとして採用されている。

当初はA20が大量に導入された初代アリオン。事件現場がアリオンだらけになることもしばしばあった(写真:大塚正諭、有村拓真『平成~令和新時代 パトカー30年史』)

2020年は控えめな台数だったが、26台(2WD)と22台(4WD)が落札されており、1台あたりはそれぞれ約186万円と約199万円だった。なお、最も落札台数が多かった年は、2003年9月で、768台。1台当たりはなんと88万2000円となっている。当時の新車販売価格が約167~221万円だったことを考えると、廉価モデルの半額程度という激安価格だ。

なお、平成時代(とくに初期の頃)には、モデル末期の車種や販売不振車が、激安価格で警察車両として大量導入されるというパターンがしばしば見られた。

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最後に、ニュースでも話題になったスポーツカーベースのパトカーについて。栃木県警にはホンダNSX、日産フェアレディZとGT-R、レクサスLC500といった超高級スポーツカーのパトカーが配備されている。これらは国費や県費で購入されたものではなく、実はいずれも寄贈車である。NSXとフェアレディZは栃木に工場を持つそれぞれの自動車メーカーから、そしてGT-RとLC500は個人からの寄贈である。

気になるそのお値段だが、GT-Rは架装費込みで約1870万円、LC500は架装費込みで約1740万円という。「交通安全に役立ててほしい」とのことらしいが、使うのがためらわれてしまうほどの超高級パトカーである。

2018年6月に寄贈された日産GT-R。その迫力のスタイルで、広報効果は抜群のはず(写真:大塚正諭、有村拓真『平成~令和新時代 パトカー30年史』)
2020年9月に寄贈されたレクサスLC500。世間をあっと言わせたスーパーパトカー(写真:大塚正諭、有村拓真『平成~令和新時代 パトカー30年史』)
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