富士通・野副州旦社長解任時の録音全文
野副:ありません。
山室:ないですか。あなたあるいはあなたの親族に。
野副:一切ありません。
山室:一切ありませんか。
野副:はい。
山室:今のモノという意味では新築祝い、あるいは社長就任祝い、誕生祝い、家族の祝い、その他いかなる項目であれ金品をもらったことはありますか。
野副:金品はありません。
山室:去年の4月ごろ、野副社長が、ま、社長になるということが3月末に決まりましたというか、報道されましたが、社長就任祝いに知り合いのファンドがニフティを300億で買ってやると、こう言っているということを富士通社内の人に言いましたか。
野副:言いません。
山室:言ってない。
野副:それから、今、3月下旬の話ですが、去年の、えー、あなたの銀行口座に多額の金が振り込まれたということはありませんか。
野副:ありません。
山室:まったくありませんか。
野副:はい。
山室:えー、それから、 人物A 氏またはその関係者から、株に関係する情報をもらったことはありますか。
野副:ありません。
山室:あの、あなたの銀行口座に、証券会社から入金があったことはありますか。100万円単位で。
野副:ありません。
山室:全然ない。
野副:ありません。
山室:はい。それから、 人物B さんはいいとして、もう一人 ファンドA 関係で、 人名 という人なんですが、聞いたことがありますか。
野副:知りません。
山室:たぶん 人物A さんの同僚になる、ほとんど同じ頃に。
野副:まったくありません。
山室:それから、また、ニフティの件ですが、あなた自身が今年の2月ごろ(野副:はい)、ニフティの売却問題に関連して、秋草相談役、黒川相談役、小倉監査役に対して、 ファンドA というファンドは怪しいから、 人物A さんとの付き合いはやめたと、こう言ってましたか。
野副: 人物A さんとの付き合いはやめたということは、言っておりません。ただ資金源に ファンドA がファンドを出すということについては、明確にそれはやめます、ということは言いました。
山室:なるほど、はい。で、比較的最近になって、ニフティを、 会社A に売却したいということを、凍結していたのを、解凍という。
野副:あのー、誤解があるといけないのですけど(山室:はい)、私は売却をすると言ったつもりはまったくありません。
そうじゃなくて、今のニフティのあり方を、 会社A の 人名 のような人間に、とにかく変えてほしいと、その、もう一回再アレンジをお願いできないかということを言いました。その場合は富士通は、ニフティの株を全部売却するということを意思として伝えたことは、ありません。
今も、おそらく、2割ぐらいはですね、富士通は株式として持っていて、おそらく、 会社A の50%超を株を持ち、残りはたぶん 会社名 が持つようなアイディアが一案としてあると思います。