富士通・野副州旦社長解任時の録音全文
野副:そうだとしても、そういうことについて言及したことはないというふうに確信しておりますが。
山室:ちょっと飛びますけれど、最近、ごく最近ですが、富士通や 会社名 の株の動きがおかしいということをご存知ですか。仕手株のような動き。
かつこれは、ネットでは、まあ、2ちゃんねるレベルですが、かなりいったいなんだなんだと、異様だというコメントがかなり書き込まれているというようなことなんですが。聞いていない。
野副:知りません。
山室:近年ですが、経済界が、反社会的勢力、この言葉馴染みがなければ、暴力団とかその共生者ですが、との関係を根絶することを、最も重要な課題として警視庁や金融界、経団連、東証等が関係断絶を強く求めていることはご存知ですよね。
野副:はい。
山室:しかも、これも最近、ごく最近ですが、東証、東京証券取引所は、まあ、あの、反社会的勢力の影響が見られれば、上場廃止という、そういう改正をしたと、上場規定を。これもご存知ですか。
野副:はい。
山室:それから、ニフティのコーポレートガバナンス報告書、これ、一番最近の改訂では(安井:ニフティじゃない、二ティじゃない)、ごめんなさい富士通の。これでも、反社会的勢力の排除が明記されていますよね。
野副:はい。
山室:はい。つまり、あの、ファンドA、それほど馴染みはないとおっしゃいましたが、ファンドA というファンドはまことに危険だというのは、まあ、業界では相当強く噂されている。
というのは、これは客観的事実なんですが、そこに人物Bさんが、警視庁情報で暴力団との関係がある。さっき手下という言い方を使われましたが、人物Aさんと富士通級の企業の社長がお付き合いしているというのは、これはどう思われますか。
野副:いや、もし……
山室:あなた自身がどう思うかと、世間がどう思うだろうかという2つの質問です。
野副:それはやっぱり、もしそういうのがですね、ファンドA というところが、ファンドがあってですね、それを知って私がやったとしたら、きわめて、よういだと思いますね。
しかし、私がファンドAを、たとえば付き合いというのも、ファンドとして中に入れるというような行為をやったつもりもありませんので。まあ、それについては、それがおかしいと言われれば、弁明の余地はないと思いますね。もし、そういう行為がおかしいと言われればですね。
山室:つまり、人物AさんとファンドA、人物Aさんと人物B氏というのが、さっきのような状況であるとすれば、その人物Aさんと付き合いを続けるということ自体、由々しき問題だと。こう思われませんか。
野副:思いますね。
山室:世間はそう思うと。
野副:今の話を聞いていると、そういうのが、切実にそういう風に感じますね。
【途中非公開。ここから野副氏とマスコミ関係者、広告代理店との関係等についての質疑】
山室:それから、残りあとひとつですが、総括的な質問といいますか、色々今まで聞いたことは非常に失礼な(野副:とんでもないです)質問なんですが、その、質問自体からおわかりでしょうが、ひとつはファンドAが非常に危ない存在だということ。
あの、野副さん自身、そうでないと思うならそれは認識違いでものすごく危ないという、決して付き合ってはならないという風に業界ではいわれておりますし、私自身もそう思っております。そういうのの出先(※富士通の解釈は手先)である人物Aさんと、ここまで深くということについて、どう思われますか。弁解でも何でも、まずおっしゃってください。またそれからあわせて、その先ほどのマスコミとのつきあいが度をこしていないかというようなこと。
野副:私は度を越しているとは、一切思っておりません。