富士通・野副州旦社長解任時の録音全文

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山室:はい。
 
野副:人物Aさんという人の、私は、ファンドA、の出先(※富士通の解釈は手先)という前提で、人物Aさんの向こう側にファンドAがいるという前提で付き合ったつもりはまったくありませんので。

人物Aさんという個人と付き合ったということについて、それがおかしいとおっしゃるのなら、それはもう甘んじて、おかしいということでお受けするしかないと思いますが、私は、常に、人物Aさんという個人を見て、まあ、色んな話をしたり、それから過去の色んなお世話になったときの経緯がございますので、まあ、そういったことからの延長線上にそういったいい親交があるという前提でございますので、私はもう、全然、ファンドA、あるいは資金源としての人物Aさんの存在という前提で会話をしたことも、付き合ったこともないという風にそれは確信しておりますし、それからマスコミの人と度を越した付き合いだと言われましても、別に何か私が求めた訳ではございませんし(山室:まあ、それはそうでしょう)、あの、一切、そういったことについては、一線を引いてきたつもりでございます。

ただ、私もやっぱり、これだけそのー、富士通自身を何とかこう、露出させるということについては、人一倍、今までと違うやり方を模索してきたことは事実です。そのためには、富士通ファンを何とか作りたい。その人には、最近では、人名さんという方がおられますが、まあ、こういった方を同席、例えば、人名さんと食事をしたときも人名さんとか、あとは会社名じゃなくて会社名のそういった方にも同席させて、広報の人名を入れたりして、そういう会合は何回か持ちました。

しかし、私個人が二人だけで会ってですね、何か特別な関係を要求したりとか、関係っていうのはその個人的な関係をいっているんじゃない、企業と企業としての関係をお願いしたわけでもございませんので、そういったことについては、これが度を越したと言われるのでしたら今後一切、まあそういうことを、やっぱり、やめるべきだと思いますね。

山室:ええ、まあ、もともとやめて頂きたかったからこそ、こういうセッションを設けているんですが。あのー、主観的にはそうかもしれませんけども、傍からどう見えるかという、また言いますけどね、李下に冠を正さずと、こういう視点からすると、自分がちゃんとしているんだからいいんだと、こういう弁明ですが。
 
野副:いや、それは弁明として通らないとおっしゃるんだったらですね、やっぱりそれなりの責任は取らないといけないんだと思いますが、私はそういった一線を越えて、彼らとつきあったということについては、一切それはないと確信してございます。

山室:とりあえず私からは。どうも失礼いたしました。

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