「矛盾だらけ」の頭の固い人を変える交渉テク 力ずくで押してもかえってガードが固まるだけ
それが終わると、学生はやっとシャワーを浴びることができる。そのとき学生たちは気づいていないが、実はアシスタントがお湯を出す時間を計っていた(学生たちに気づかれないように、アシスタントも別のブースでシャワーを浴びていた。時間は防水機能のついたストップウォッチで計る)。
シャワー前に自分の思想と行動の間にあるギャップに気づかされたことで、学生たちが水を使う時間は劇的に少なくなった。具体的には1分以上の減少で、全体の25パーセントだ。それに加えて、体や髪の毛を洗う間はシャワーを止めることが多くなった。
言っていることとやっていることが違うと自覚できると、行動を正しい方向に変えることにつながる。
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