"東大合格請負人"が分析!「頭がいい人」の真実 難関大学に合格することとはまた別の話だ

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② タイトル付けをする

ノートまとめが下手な人は、どこに何が書いてあるかを忘れがちです。ノートを開いても思い出せないのです。

なので、ノートを書くときには自分で「タイトル」を付けてみましょう。

例えば、今回の記事をまとめる場合であれば「頭がいい人の習慣」と「頭がよくなるノートテイキング」の最低2ページ使いましょう。テーマが2つあるので、1つのタイトルにまとめてしまわず、別々にしたほうがいいですよね。

こうすると、ノートを開いたら、タイトルを見て何が書いてあるかすぐにわかります。1ページに無理してまとめようとすると、慣れてない人は何を書くか吟味する時間が長くなったり、書き込みすぎて文字が小さくなったりわかりにくくなって「頑張っただけノート」になりがちです。意識的に隙間をあけて、パッと見て何が書いてあるか判断できる意識をもってみましょう。

さらにプラスαで、ノートに付箋を貼るとなおよいです。例えば歴史情報はオレンジ、スポーツ関連は水色、食べ物は赤色など色分けしておくと、ノートの中の情報を調べやすく復習しやすくなります。

ご興味のある方は、「コーネル式ノート術」というものもあります。コーネル大学のウォルター・パウク教授によるもので、メモやキーワード、サマリー(タイトル付け)の書き方によって、効果が高まるということが研究されています(Cornell Note Taking — The Best Way To Take Notes Explained 2017年8月9日)。

③ 誰かに教えるつもりでまとめる

最後に、“理解できてるつもり”の防止策です。まとめているときには気づきにくいのですが、頭が整理されていないときには抽象的な表現を多用していることがあります。ですので、書き込んだあと、それを見ながら誰かに説明するとしたら何て言うかを想像してみてください。

例えば、ネットで「小腹が減ったら軽く運動すると我慢できる」と見たとします。そのとき、ノートに「食事前にお腹が減ったら、例えば腕立て伏せをすると空腹が解消できそうだ」と言い換えてみるのです。こうやってかみ砕いて映像が浮かぶように書くようにしてみると、具体的になり、人にも伝わりやすくなります。自然と自分の頭にも入りやすくなったのではないでしょうか。

人はいつだって変われる

生まれてからすぐ頭がいい超人もいますが、人はいつだって変われる、と筆者は信じています。ノートテイキングというちょっとした行動は、もちろんあなたのためになりますが、あなたの周りの人のためにもなります。その人のために動くと、環境は改善されます。自分の力で。

お互いに生きやすく、成長し合えるそんな環境を皆さんと一緒に私も築いていけたらと思います。

時田 啓光 東大合格請負人、合格舎 代表取締役

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ときた ひろみつ / Hiromitsu Tokita

偏差値35の高校生を東京大学に現役で合格させ、ほかにも京都大学や国立医学部医学科など最難関大学に合格させた実績を持つ。処女作『東大の入試問題で「数学的センス」が身につく』(日本実業出版社)は発売5日後で重版され現在3刷、『偏差値35の「野球バカ」でも東大なら受かる勉強法』(ワニブックス)など。メディア出演では、日本テレビ「得する人損する人」で芸人オードリー春日東大合格企画の専属講師、テレビ朝日「中居正広のミになる図書館」では教育の専門家として勉強嫌いがグングン伸びる方法を解説するなど多岐にわたり活動中。

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