回転寿司の実力は「イカ」に出る! 大手回転寿司チェーン2店を食べ比べてみた【前編】
ここは首都圏近郊にある某大手回転寿司チェーン店です。新刊『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』執筆のための“市場調査”で、編集者のN君(34歳)と一緒に足を運びました。
日本人は老若男女を問わず、お寿司が大好きです。中でも、手頃な値段で食べられる回転寿司は、週末になると、どこも家族連れでにぎわっています。
ただし、同じ全国チェーン店でも、つくり方やおいしさには、歴然とした「差」があります。ネタを、店内でサク(刺身のカタマリ)から切っているところもあれば、工場であらかじめカットした冷凍の寿司ネタを仕入れて「寿司ロボット」が握るシャリの上にただ載せているだけの店もあります。
シャリ(米)も、酢飯を店内で炊いているところもあれば、仕入れ品で賄っているところもあります。また、酢飯を1日2回しか炊かないところもあれば、もっと頻繁に炊いているところもあります。
みなさん「100円寿司ならこんなものか」と思って食べていますが、食べ比べてみると、味の違いは一目瞭然です。それくらい「おいしさの差」ははっきりあります。
では、一般の人が回転寿司に行ったら、どこに注目すればいいのか? 何を見れば、店の実力がわかりやすいのか?
今回は「回転寿司の裏側」を見抜くスキルをお教えします。
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