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バブルが今すぐ破裂しても驚かない9つの理由 いよいよ「崩壊の兆候」があちこちに出てきた

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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第8に、FRB(連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長が、「あと3年は、インフレは起きない。それまでは金融緩和を続ける」などと殊更に強調したことだ。

中央銀行は焦っている

3年も金融緩和拡大が継続すると思っているまともな投資家はいない。だから債券トレーダーは売った(金利は上昇した)のであるが、パウエル議長のリップサービスが過剰であることこそ、中央銀行がバブルの崩壊直前の市場に直面してあせっていることの証左である。

第9は、同国の投資会社バークシャー・ハサウェイの副会長で、著名投資家ウォーレン・バフェット氏の長年の右腕と言われるチャーリー・マンガー氏の発言だ。マンガー氏は2月24日「一部のギャンブル投資を反映し、株式市場にバブルの兆候が見られる」と警鐘を鳴らしたことである。

驚いたのは、彼は97歳なのだが、それを各報道ではあえて明記していることである。長老はつねに正しく、長期を見据えているのか、それとも、現代の流れについていけないのか。もちろん年齢差別の問題を取り上げているのではない。彼を呼んでこなければいけないほど、報道関係者は明らかなバブルで崩壊を恐れているのに、現役のほとんどの投資家たちは、口をつぐんでいるのである。

これこそ、投資家たちがバブル崩壊を強く恐れていることの証左であり、崩壊が近ければ近いほど、誰も口にしなくなる。紛れもなく、誰かが唇を動かしただけで崩壊する可能性があるほど、バブルは危うい状態になっているのである。

ただ、このマンガー氏の発言で納得がいかないのが以下だ。ビデオゲーム販売ゲームストップの最近の急騰を例に挙げ「競馬に賭けるような投資行動が値上がりにつながっている」いうのが要旨である。

彼は「株式市場には真実はないが、競馬場にはある」という筆者「小幡の定理」を知らないようだ。株式市場は投資家の欲望と夢がすべてを支配しているが、競馬場の欲望と夢は、たった2分ほどもあれば崩壊し「どの馬がいちばん強いのか」という真実が白日の下にさらされるのである。

彼にレクチャーをしたいが、彼はズームを使うだろうか?(ここで本編は終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。

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