「日経平均3万円達成」後の株価はどうなるのか

「6つの記念日」から今後の相場を考えてみよう

いよいよ日本でも新型コロナワクチンの先行接種が開始。相場は不安定になるのだろうか(写真:つのだよしお/アフロ)

「この味がいいね」と言われ、俵万智さんが一世を風靡した「サラダ記念日」を作ったのは1987年のことだった。日経平均株価が史上初めて3万円を付けた1988年から1年前のことである。

日経平均3万円を含む「6つの記念日」の意味とは?

ときが変わって今は2021年。2週間前に「日経平均は新たな局面に突入しようとしている」を配信したときあたりから「場味(ばあじ)」が変わった。そこで筆者も記念日を作ろうと思い、事件を探したところ、以下の通り6つも「記念日」が多発していた。

① 日経平均3万円達成記念
② ファーストリテイリング10万円乗せ記念
③ 裁定取引の異常値が急速に正常化した記念
④ 「東証1部時価総額対名目GDP倍率」バブル越え記念
⑤ アメリカの10年債利回り1.3%乗せ記念
⑥ 日銀ETF(上場投資信託)買い「停止」記念

1つひとつ解説しよう。最初の①はそのものズバリだ。②も同様だ。③については裁定取引「売り残÷買い残」の倍率が5.12倍(2020年6月)から1.62倍(2月19日)に急激に正常化したことである。弱気型ETFの組成で先物売りが出やすい(売り残が貯まりやすい)今の市場構造で「倍率1倍台」は弱気筋がかなり撤退したことを物語っている。

一方、④については、平成バブル時の東証1部の時価総額は約600兆円、名目GDPは約500兆円だったから、その倍率は「1.2倍」だった。これがなかなか超えられなかったが、2月15日現在の時価総額は731兆円、2020年10~12月期名目GDP 539兆円で倍率は1.36倍と、バブル時を大きく超えた。

⑤は景気反転開始のシグナルとして記念すべき数字だ。良い金利上昇だととらえたい。もちろんリスクと考えることもできるだろう。

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