構想6年、敷地面積250坪「家具ありき」の家造り まずはLA、NY、パリなど世界中で家具探しの旅へ

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だいぶ、というよりまったく順序が違う。つまり中身をそろえてから外側を作ったのだ。

庭には広いプールもあるが、「冬は水が汚いので撮影はご勘弁ください(笑)」とのこと。夏場はビール片手にプールサイドで寛ぐのも気持ちがいいと言う。まるで南国のような雰囲気(写真:OCEANS編集部)

だが改めて考えてみると、自分好みのインテリアが先にあり、それらが美しくレイアウトされ効果的に機能する家を造るというのは、確かに理にかなっている。LA、NY、オーストラリア、バリなど世界中を旅しながら集めたインテリアの数々。

その“宝探しの旅”には、多岐の活躍で知られるスタイリストの熊谷隆志さんが同行した。

「熊谷さんとはサーフィンを通じて知り合いました。“家を作りたい”と相談したところ、“だったらまずは家具を集めよう”ということに。最初の盛り上がりのままに世界への旅がスタート。といっても、サーフトリップを存分に楽しみつつの旅ではありましたが」

建てたい家のイメージは明確にあった

家具が集まったら次はいよいよ家造り。イメージはミッドセンチュリー。そして「ロマが家を建てたらこんな感じ」というノマド的な雰囲気も持たせたかったという。

設計は地元のデザイン事務所、テトラデザインに依頼。実はR.K.さんの幼なじみなんだとか。

「著名な方にオーダーするのは違うなと。建てたい家のイメージが明確にあったので、デザイナーの個性や色は必要ありません。とはいえ設計や構造に関しては素人ですから、その点に関する的確なアドバイスは欲しかった」

次ページこの家の構造上の最大の特徴
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