「形が自分を救ってくれる時代ではなくなります。とはいえ、明日からYouTuberになりましょう、ということではない。ただ、今の社会には誰でも使えるプラットフォームがいくらでもあるし、それを使って何かを発信するのに資格もいりません。サラリーマンだけが生きる術ではなくなるということです。組織のあり方も正社員型ではなく、FA制や定額での契約が増えていくでしょう」。
「心が豊かになる」消費行動が主流に?
消費行動にも変化が表れそうだという。
「IからWeへ。心が豊かになる消費行動がスタンダードになるでしょう。人々は自分の物欲を満たすのではなく、自身の消費がどう社会貢献につながるかでといった、高い視座を持って買い物をするようになると思います。例えばですが、『A社の容器は生分解性プラスチックじゃないから買わない』という買い方が、おそらく普通になる、そういう未来のシナリオが星の羅針盤には映し出されているのです。
エコシアという検索エンジンは、自分が検索をすることで植林のサポートができます。広告収入の約80%が植林プロジェクトにあてられるという仕組みですが、検索という行為でもサステナブルを実現している。こういったリテラシーが飛躍的に上がるのではないでしょうか。
企業側はこれまでと同じやり方ではダメかもしれないし、コストも上がるかもしれない。しかし、ここを敏感に見ておく必要があります。消費者はストーリーを求め、美学を求め始めます」
多くのビジネスマンが『「風の時代」に自分を最適化する方法』を手にしたのは、あまりにも変化が早くなった新しい時代をよりよく生きるための指針が欲しいからではないか、とyujiさんは分析する。明らかに変わりゆくこれからのビジネスの在り方についても、”星からのメッセージ”を含めていろいろな角度から考える時代なのかもしれない。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら