「なぜなら、占いとなると、当たり、ハズレでのみジャッジをされがち。でも本来はもっと実用的なものだと思うのです。ミリオネアは星占いを活用しないが、ビリオネアは活用すると言った人がいました。そこまで上り詰める人は、星のリズムなど真理的なものに触れたりして、宇宙を味方につけることに長けているのではないでしょうか」
yujiさんはかつて、一時的ではあるが半身麻痺を患ったことがあった。ホロスコープでは「身動きが取れなくなる、やり方を変えざるを得ない」ということが示されていた。自分では「何かわからないが何かが起きるな」と思っていたそうだが、その示された日付から1週間も違わずに体が動かなくなったという。
「確かに、ホロスコープを読むのはある程度の鍛錬は必要です。でも誰でも読めるようになるものでもある。まだ一般的なツールとして浸透していないのは、星に対するリテラシーが追いついていないだけ。星の動きに対する適応方法がわかっていないから受け入れ難いのかもしれません。しかし本来は、体調不良を主治医に診てもらうように、明日の天気予報を見るように、星の動きを生活に活かすことは自然なことだと思っています」
「見えないもの」が重要になってくる
スーツを着てネクタイを締め、満員電車に乗り出社。PCの前に1日中座り、夜になって退社する。これを「働く形」と定義するならば、それはいずれ終わりを迎えるだろう、とyujiさんは指摘する。
「『土の時代』は物質やお金、一流企業、正社員といったことに価値が置かれました。皆いい学校に入り、立派な会社に就職し、家を建てて貯金を増やすことが大切だった。しかし、風の時代は目に見えないものこそ重要になってきます。情報や知識、ネットワーク、個に最も価値が置かれ、働き方や住まい方も自由になる。
2020年にテレワークという働き方が加速化したのは、否定しようがない時代の変化。大企業でも、副業を奨励するところが増えてきましたし、芸能人の事務所退所、独立の流れも増えています。『どこで働くか』ではなく、『誰と働くか』が問われるようになるのです」
何のために働くのか。生活のためにお金を稼がなければならなかった時代から、これからは好きなことと仕事の境目がどんどんなくなっていくという。YouTubeで億のお金を稼ぐ人もいる時代なのだ。
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