本を読むなら「寝る前の2時間」がいい納得理由

読んだつもりですぐ忘れる読書から脱するコツ

読書はいつすると効果的なのでしょうか?(写真:Pangaea / PIXTA(ピクスタ)
「じっくり読んだのに、本の内容をほとんど覚えていない」。こんな、記憶に残らない「読んだつもり」の読書は、ザルで水をすくうようなもので、時間を無駄にしてしまいます。では、読んだら忘れない読書など実現は可能なのでしょうか?
寝る前の2時間は実は脳の‟ゴールデンタイム“と呼ばれ、この時間帯に本を読めば10倍記憶にしみ込む読書が実現できます――日本記憶力選手権で6年連続日本一に輝き、世界記憶力グランドマスターの称号も持つ池田義博氏はいいます。『一度読むだけで忘れない読書術』を上梓した同氏に、脳の原理に沿った本当に正しい読書を教えてもらいました。

脳のパフォーマンスUPのヒントは、原始時代にある

当然ですが、読書という行為にはかなりの集中力を要します。エンターテインメント系の小説であれば話の面白さが求心力となるのでそれほど集中力の必要性は感じないかもしれませんが、実用書やビジネス書の場合、とくにその内容を自分の中に取り込もうという目的の読書であるならば、集中力は欠かせない要素です。

集中力が高い状態のときを読書の時間に充てれば、読書の生産性を高めることができます。集中力が高い状態というのは言い換えると、頭の働きがよい、脳のパフォーマンスのレベルが高い状態とも言えるのではないでしょうか。

この脳のパフォーマンスですが、1日の中において、そのレベルは実は一定ではありません。パフォーマンスが高い、低い、という状態を波のように繰り返しているのです。

脳という器官は体積が体全体に比べて小さいにもかかわらず、非常にエネルギーを消費する器官です。脳の重さは体重のおよそ2%でしかないにもかかわらず、使うエネルギーは体全体のおよそ25%も消費されるのです。そのため、オーバーフローになるのを防ぐためになるべく働かないように省エネモードにできているのです。

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