野副州旦・元富士通社長の記者会見詳報--富士通幹部に対して損害賠償請求および、50億円の株主代表訴訟

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--秋草氏に対する感情は。

特にない。12月15日にあったが、秋草さんは、私自身が反社会的な勢力と付き合いがあったと確信されているようだった。
 
--密室で決めることについて、当たり前な社風なのか。プレスリリースに誤りがあることに対する会社の責任等について。

40年近い会社生活の中であんな雰囲気があったのは初めての経験。異様なムードだった。最後に辞任しろという結論になるとは思ってもいなかった。だから、相手は反社会的なひとではないという認識のもとで説明した。付き合ってますね、という質問に対して付き合いとはどういう意味ですかと聞いたら明確な説明はなかった。
 
 付き合いをやめた方がいいよ、という注意だと思っていた。やめろということとは。
 
 密室で決める社風があったかどうかは、私の件のように表面に出ないと分からない。ただ私に対しては、こういう事が行われたということを示すことで、今後の役に立てたらいい。
 
--調査委員会で明らかに、というが調査委員会が設置されなかったらどうするのか。

調査委員会を作ることは極めて重要だ。マスコミの方にも富士通に対して強く主張して欲しい。作られなかったら、というより作られるように支援して欲しい。
 
--役所から新たに役員になった人がいるが、役所に働きかけることなどはあるか。

個人と数人の問題なので、役所に対しては特に何もしていない。役所から来た人は関係ない。第三者の調査委員会のメンバーに誰が適任かは別途議論すべきで、役所から来た人が適任かどうかは分からない。

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